戻るべき処に……航空巡洋艦 虎狼 【『旭日の艦隊』より】 ♯9

虎狼の続きです。
今日は、「飛行甲板」問題です。

飛行甲板の先端を斜めにカットして、多少整形しています。

先端の中央を削り、三角プラ棒をカットし……

接着しました。
これ……故・居村氏のコミック版のみに描かれている「ホーン」です。
絵的にあったほうが映えるので装備することにしました。

これは「ブライドル・レトリーバー」という、カタパルトと機体を繋ぐワイヤーの回収装置です。
最近の空母には、ほぼ装備されていません。
一番メジャーなのは、退役した原子力空母エンタープライズのソレでしょうか。

『照和20年』の時代背景ですから、(前世)先進技術の前倒しで実現したのでしょう。

エレベーターのスジボリを彫りました。

さて……飛行甲板の図面を見ていて悩むのは、このターンテーブルにしか見えないモノです。
この虎狼が、伊勢、日向のような搭載機を抱えているのであれば、何の迷いも無く、同様のターンテーブルを再現すればよいのですが……。
この虎狼には飛行甲板の後方から艦載機が着艦します……ので、飛行甲板上にレールなど敷いているハズがありません。
あくまで、溝として再現するべきと考えました。
カタパルト先端器具が機体とワイヤーで接続された状態でエレベーターで、飛行甲板上にあがり、一度後退し、ターンテーブル2つを経由して前進。ジェット・ブラスト・ディフレクターを越えたところで一度固定、発艦シークエンスに入る……という段取りでどうでしょうか(*ノ∪`*)。

スジボリを入れました。解りやすいように油性マジックの黒でなぞった後、アルコールティッシュで拭き取っています。

続きます。