遠く時の輪の接する処で…

今月13日に、松本零士氏が召されていたことが、今日、報じられました。
ご冥福をお祈りいたします。
昨今は毎日、半日以上仕事という感じでして、今日の訃報に接しても、感傷に浸る暇もないような状況です。
今後、折々に想うところを記していければ、と考えております。

レストア・クラブガンナー♯05 【ここまでの総括】

さて、今回は2017年5月立ち上げ、月内で4回更新と注力していた記事のアーカイブです。

お題は……初の、『太陽の牙』がらみです(*ノ∪`*)。


さて……昨今(2017年当時)、戦車系統のものにどっぷり浸かっていますが、今度はコレです。

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タカラ 1/72 クラブガンナー。ここでダグラム関連は初であったかと思います。
以前に古い完成品を入手して、バラして保管していたものをレストアする試みです。
ダグラム放映時は、1/72のダグラム、ソルティック(ラウンドフェイサー)、デロイア7が使用していた小型ホバークラフト・グランドサーチ……ぐらいは作ったのをはっきり覚えていますが、何しろ史上初(おそらく)の『アニメ放送と並行して、登場メカが次々とプラモ化されていく』事件の真っ只中で、それはコンバットアーマーに限らず、ヘリ、トレーラー、装甲車、Jロックさんのバギー……と、現在ではちょっと考えられないような状況でして、とても中学生にカバーしきれるものではありませんでした(゚ー゚;

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ですから、このクラブガンナーも初製作です。が、そこは昔のキットですので、何とかなるかと。
まずは、全体にペーパーがけしつつ、気になる箇所を補修していきます。

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主砲は、1/76ヤクトタイガーのものを流用して、長砲身化の予定です。

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このクラブガンナーは、見たとおりの『歩行戦車』ですので、『戦車としての記号』がいろいろと散りばめられています。
例えば、この車体部中間ブロックと砲塔に2ヶ所、『コマンダーキューポラ』があるのですが……。
……作品世界は確か2100年代、殖民惑星が舞台、恒星間飛行を実現しているというのに、何故コマンダーキューポラ? もっと別の技術があると思うのですが(ノ∀`)。
ま、作品中に出てくる電話はほとんどが黒電話で、テレビも確かチャンネルを回す代物なので、そちらとは釣合いは取れているのですけれど。

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当初は何か別のものに差し替えようかとも考えましたが、良い思いつきも無かったため、あくまで記号なのだと割り切ってディテールアップしてみます。
こちらがキットの素の状態。ちょっとおとなしめな表現なのが気になりました。
どうせ記号なのですから、見た目の印象は強いほうが良いです。

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改修後はこのような感じに。
キューポラハッチはキットのものですが、ハッチ周囲は、HGUCガンタンクの腕のパーツを短く切り詰めたものを使用しています。
また、ハッチの奥のダクト状のモールドはモールドの甘さが目立つので、開口しています。

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開口部の裏からメッシュを接着しています。

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このような具合に、好きにディテールアップしています。

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ミサイルポッドも補修中です。今回はラッチを新造して、車体中間ブロックから吊り下げる予定です。
何故そのような仕様にするかは……割合有名な話なのでご存知の方も多いかと。

ミサイルポッドをノーマルの配置にしてみますと…

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このような位置関係……コレ、ミサイルを発射すると、ライトを直撃します(;´д`。
劇中では作画の機転により、ライトが下に引っ込んだりしていたそうですが、フェンダー上ですので引っ込むスペースなどは下にはありはしません(^-^;。
この矛盾解消のために、ラッチにぶら下げますが、その辺りの加工は次回以降です。

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脚の状態を確認してみますと、ポリキャップの劣化はごく僅かのようなので、このまま使用してみます。関節の置き換えをするとなると一大事ですので、まあこれで良いか( ̄○ ̄;)

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作業はサクサクと進んでいますヽ(´▽`)/。パテ盛り処理をして各パーツを仕上げていきます。

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延々と色を重ねていってる訳ですが、単調な作業です。
塗装前の段階で……

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このミサイルポッドを装着するラックを探してウン時間を費やしています。

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MGグフの関節のパーツを加工して使用します。

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砲塔のコマンダーキューポラも加工してディテールアップしています。

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1/72のフィギュアをこのように配置してみると……この中間ブロックのコマンダーキューポラの存在理由が解りません(´ρ`)。……と言うよりも、この中間部ブロックが回転する理由が解りません。回転・旋回するのは最上部の砲塔だけで良いハズです。
ミサイルポッドの件は、この中間部ブロックが回転することの理由付けにもなります。

多分、続きます(*´~`*)。

Думай по русски“ロシア語で考えるんだ” ♯01

2021年新企画第5弾……と、ある年齢以上の方には、タイトルでたちまちネタバレ確定です(〃▽〃)。
1982年の映画『ファイヤーフォックス』に登場した、アレに挑戦してみようと思います。

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テキスト(?)はコレ↑ホビージャパン1982年9月号です。

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当時……藤川政秀氏(名著『HOW TO BUILD GUNDAM2』の表紙を飾った、ハッチフルオープンガンダムを製作された方です)製作の1/48のソレに衝撃を受け、エルエスの1/144F-4ファントムⅡとMIG-25フォックスバットで製作を試みましたが……見事に挫折(ノ_<)。
そんな苦い思い出のあるアレです。
旧ブログのカテゴリーで、「80年代への忘れ物」と称していろいろ取り組んでいましたが、コレもまぎれもなく、その忘れ物のひとつです。



近年、各スケールでガレキやキットが入手しやすくなってきており、「いい時代」になった、とは思うのですが、いかんせん「いい値段」でもあるのでちょっと手が出せません(´・_・`)。
もうちょっと、お手頃価格のキットで、1/72が欲しいところなんですが……これはフジミさんの仕事だと思うんだけどなぁ(≧∇≦)。

スピナーをキット化したフジミさんなら可能でしょう……と期待をしつつ、ひとまずはスクラッチでコレに挑んでみます。

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コレの全長は、20メートル(19.25メートル説も)らしいですが、ネットで探した図面を1/72相当に拡大コピーしてモチベーションを高めていきます(/∀\*)。

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コレの大きな特徴として、いくつかの撮影用プロップも、実物大の機体も、主翼はF-4ファントムⅡのそれを流用していることです。

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そして、垂直尾翼はMIG-25フォックスバットのものなのは、これも明らか……もっともこれは撮影用プロップのみで、実物大の機体は……ベレンコ中尉の持ってきたMIG-25の垂直尾翼は流用していないと思います(*´v`)。

Продолжать“続く”

パンツァー・フォー (* ̄0 ̄)/ !【2020最後の完成品】

前回の悪ふざけの内容についてです。

さて……ただただ混沌とした1年が過ぎようとしております。
自宅に籠る時間が多くても、何やら手を動かす気分になれず。……それはコロナであったり他の問題でもあったりした訳ですが……そういう状況を打開してくれるのは、『ジョーク・モデリング』しかないのではないか……と、手を動かしてみました。
あれこれ理詰めで考えず、楽しむために製作するのみ、と。

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キットはコレ……ハセガワの1/72ティーガーです。
モノは何でもよかったのですが……安いものを選びました。フジミの新しいものの出来は素晴らしいのですが、今回は不適格かと思いまして。

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そして、いきなり足廻りを全排除しています。

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その状態で車体下部を組み上げ。

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やや悩んで……ディテールをすべて取り除きました。

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コレ……HGUCボールのマニュピレーターです。これを活用するというのが今回のキモです。

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そのままでは「長さ」が足りない為、なんらかの延長を検討しています。

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同じく、ボールのマニュピレーターの基部から、円形の部分をカットしていきます。

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まだ接着していませんが、イメージとしてはこんな感じで考えています。

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車体上面を組んでいきます。
ただ、今回はティーガーの『型』に関しては何も考えず……『記号』としてのティーガーであれば良しとしています。ランナーにあるパーツは極力使用しますので、前期型・後期型といったものは当てはめられないごちゃ混ぜティーガーとなります。

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装備品のモールドは削ってしまいます。

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とにかく……ぱっと見ティーガーに見えれば良いので、気に入らない部分にはどんどん手をいれいいきます。

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先ほどのパーツを接着します。

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マニュピレーター延長の件に話を戻します。
強度が心配なので、真鍮線をこのように挿しました。

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その上からプラパイプを接着し、先端にはコトブキヤのボールジョイントを仕込みます。

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コトブキヤのノズルパーツ。これかなり大きめのものです。このように穴を開け……

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バールジョイントの「受け」を接着し、中側には補強のためエポキシパテを詰め、更に不要となっている転輪をこんな感じで接着……非常にテキトーな作業です。

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そして……ボールジョイントの接合。

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車体上面はこんな感じでまとめました。

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塗装に入ります。
転居後、作業スペースの手狭さ・不便さには弱っているのですか、ひとつだけ良いことが……ベランダ脇に机が置いてあるので、塗装したものをすぐにベランダに置いて自然乾燥させることが出来るようになりました。

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ここのところ……というより以前より、汚しにはタミヤエナメルの黒やブラウンでウォッシングというのが汚し塗装ベースの定番作業なのですが、今回は脚のほとんどがHGUCボールのパーツであるので、プラが割れるのではないかという予感がしていました。
そこでウォッシングはせずに、ドライブラシのみで仕上げています。

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で……コイツが何かという話ですが。
漫画家の徳光康之氏のコラムで、『デザートタイガーガンナー I 型』という話があり、その中で描かれている、ティーガーにデザートガンナーの脚を付けたら……に触発されて、実際に作ってみたというだけのことです(//>ω<)。

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残り時間を考えると、2020最後の完成品となります。

●騎士物語

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以上、悪ふざけでした。(//>ω<)小林源文先生申し訳ございません。
ネタ元と製作に関しては次回にて。

A.D.2020

迎春<(_ _)>。

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