マーシィドッグ ♯06 【これまでの総括】
今回はまとめ記事です。

タカラ1/24マーシィドッグ。
3年前……2018年の2月に集中的に作業し、力尽きました(*´~`*)。今回はそのプレイバックです。
もっとも、このキットにはスコープドッグのランナーも揃っており、基本は同じであるので……『スコープドッグⅡ』として仕上げる可能性も大ありです(*ノv`)。
マーシィドッグそのものは、「好きか? 嫌いか?」と問われれば……さして「好き」ではありませんので。
近年の状況の中、さして好きでもないモノを何故作るのか?……『ある事情』から、コイツを作るのは1984年の1月、16歳の冬以来……2度目、37年ぶりになります。
苦い、苦い思い出があり、いつの日かコイツにもう一度挑戦したい。と、ずっと思い続けていました。齢53……いくらなんでも潮時かと思います。実のところは、2016年から作業は少しずつ進めていました。
16歳の冬には、頼るべき資料は雑誌に掲載された設定画等ぐらい、インターネットはこの星には未だ無く(ノд・。)、他はホビージャパンの製作記事ぐらいのものでした(モデルグラフィックス創刊以前です)。
時は流れ、今やウェブ上では多くの方々の作品が見られますので、改修ポイント等予習材料には事欠きません。いろいろ参考・検討しつつ進めています。
まずは胴体の幅ツメです。いろいろ考え方はあるでしょうが……やはりこれは必須かと。

右のパープル色の胴体は、やはり数年前に幅ツメ処理をしたものです。
コイツをそのまま使用しようかとも考えましたが、仮組状態で色合いがチャンポンというのも落ち着かないので、コイツを参考に幅ツメ処理をしてみました。

この位の幅ツメを想定します。

上面のハッチ部分は左右を切り詰めることで、幅ツメした胴体とフィットするようにしています。

首まわりのパーツは上手くプラが流れていないようなところもあり、接着と固定にやや手こずりました(゚ー゚;。金型の劣化でしょうか。
胸先部分の点検用ハッチ(?)も左右を切り詰めて調整し、思い切って接着しています。ここを開ける趣味はありません(≧∇≦)。

下腹部分。ここは、ディテールを残そうとすれば手間ばかりかかり、その上キレイには仕上げにくいので、平面に整形してからプラ材で作り直しています。

頭部も2016年の作業時点で、この段階まで進めているのですが……どこをどういじったか記憶が曖昧です(;´▽`A``。
今回製作しているキットは、タカラのキットのパッケージ変更版ですので、アップデイトパーツの類はゼロです。

私はウェーブのアップデイトパーツはいっさい持っていないので、ここはデュアルモデルの頭部と比較してみます。
このように頭頂部にかけての高さと、付随する丸みが足りない、といったところでしょうか。そのためバイザーが大きく見えます。全体的なバランスとしては、デュアルモデルのほうが優れているようです。しかし、ディテールは完全にキットが上で、やはりデュアルモデルは『玩具』というものから抜け切れていないように見えます。
胴体幅をツメ過ぎたため、もうこのデュアルモデルの頭部を使用するといった訳にはいかなくなりました。

この頭部も全体的に扁平な印象を減らすため、バイザーの横幅を狭め、頭部のバイザー取り付け部分もヤスって幅を減らしています。

バイザーにはエポキシパテで裏打ちをし、強度を上げています。
ここまでの段階で、頭についてはこれで良しとするか、さらに突っ込んだ作業に突入するか……まだ決めかねています。

腰に関して少し。
1/24ドッグ系は、ポリキャップを多用した当時としては他の追随を許さないスーパーキットではありましたが、股関節は同時代のガンプラと同程度の仕様となっており、このままでは完成後にや股関節がヘタるのは目に見えています。
今回はHGUCリックディアスの股関節を流用してみます。

フンドシ部分のパーツに収まるようにカットし、接着します。

胴体を幅ツメしたため、腰との接続部分にこのような矛盾が発生(*ノv`)。まぁこれは当初から想定済みのことです。


流用パーツで新たな腰の軸を構築するとします。

腰に関しては、ひとまずこんなところです。
スカートの取り付け等についてはまだノープランです。

このまま脚について考えてみます。
まずはキットオリジナルの関節は、こんな感じです。
くs@いようですが、同時代の同価格のガンプラを凌駕している代物だと思います。

しかし、全てが挟み込み形式となっていますので、足首と膝部分は後から差し込めるように変更していこうと考えています。

ポリキャップもガンプラのものが少しの加工で流用出来ます。


股関節のポリキャップは例の如く、瞬着とエポキシパテで強引にセットします。……しかし……やってしまいました(ノд・。)。

脛と繋がる軸を折ってしまいました( ̄○ ̄;)。
この作業のイメージトレーニングで、ホビージャパンの川口克己氏の製作記事(1983年12月号)を読むと、当時の氏もこのパーツを折ってしまったことを書かれておりましたが……なるほど確かに、ここは強度不足です(;´▽`A``
さて……どうしたものか。

軸折れの件から気分を変えようと、少し頭部に手を入れました。


後頭部に少しプラバンを噛ませて、見た目上で頭部の若干の嵩上げと、アゴを引いた感じを出せないものかと。

バイザーの取り付け穴を下に広げ、マウント位置を下げて頭を少しでも突き出させてみようという考えです。

この写真では解り辛いです(^-^;。
更に手を入れるかは、またひと思案。

膝の関節をどうにかせねば……全くの思いつきで、やはりガンプラからパーツを物色。
ちょっと華奢かも知れませんが、この腿部分は横幅を2ミリほど幅ツメしたため、この部分には、大そうな部品は仕込めそうにないです。
最も……本来はこの膝のジャバラ部分を別パーツにでもして、二重関節とすべきなのでしょうが(;´д`)。

こんな具合に、膝関節を再構築です。
これで後ハメにも出来ます。

脛パーツも2ミリ程度幅ツメしています(左・加工後、右・加工前)

足首も2、3ミリ幅詰めをしています。

新たな関節を仕込むため、上部をこのようにカット。

関節の流用については、常日頃から悩み続けているのですが、時折、いい感じのヒラメキがo(*^▽^*)o
今回はコレ、HGUCハンブラビの足首の関節を流用します。

ハンブラビの脛部分のパーツを逆に足首内部にセット……しかし、ちょっと高さが足りないか(;;;´Д`)。

適当なパーツで底上げを処理。
このように足首の部品を脛に仕込むようにします。

ハンブラビの足のつま先や踵をカットしているこの状態で、丁度脛の内部にひっかかって固定が利くようになっています。

……と、思っていたより短期間で、脚の基本構成は仕上がりました。
……これで基本的には、腕の関節で置き換えの必要がある部分に手を入れてやれば、なんとかまとまりそうな感じにはなってきています。
それと……アタマ、ですね。ここはもう少し検討する余地があるようにも思っています(*´~`*)。

タカラ1/24マーシィドッグ。
3年前……2018年の2月に集中的に作業し、力尽きました(*´~`*)。今回はそのプレイバックです。
もっとも、このキットにはスコープドッグのランナーも揃っており、基本は同じであるので……『スコープドッグⅡ』として仕上げる可能性も大ありです(*ノv`)。
マーシィドッグそのものは、「好きか? 嫌いか?」と問われれば……さして「好き」ではありませんので。
近年の状況の中、さして好きでもないモノを何故作るのか?……『ある事情』から、コイツを作るのは1984年の1月、16歳の冬以来……2度目、37年ぶりになります。
苦い、苦い思い出があり、いつの日かコイツにもう一度挑戦したい。と、ずっと思い続けていました。齢53……いくらなんでも潮時かと思います。実のところは、2016年から作業は少しずつ進めていました。
16歳の冬には、頼るべき資料は雑誌に掲載された設定画等ぐらい、インターネットはこの星には未だ無く(ノд・。)、他はホビージャパンの製作記事ぐらいのものでした(モデルグラフィックス創刊以前です)。
時は流れ、今やウェブ上では多くの方々の作品が見られますので、改修ポイント等予習材料には事欠きません。いろいろ参考・検討しつつ進めています。
まずは胴体の幅ツメです。いろいろ考え方はあるでしょうが……やはりこれは必須かと。

右のパープル色の胴体は、やはり数年前に幅ツメ処理をしたものです。
コイツをそのまま使用しようかとも考えましたが、仮組状態で色合いがチャンポンというのも落ち着かないので、コイツを参考に幅ツメ処理をしてみました。

この位の幅ツメを想定します。

上面のハッチ部分は左右を切り詰めることで、幅ツメした胴体とフィットするようにしています。

首まわりのパーツは上手くプラが流れていないようなところもあり、接着と固定にやや手こずりました(゚ー゚;。金型の劣化でしょうか。
胸先部分の点検用ハッチ(?)も左右を切り詰めて調整し、思い切って接着しています。ここを開ける趣味はありません(≧∇≦)。

下腹部分。ここは、ディテールを残そうとすれば手間ばかりかかり、その上キレイには仕上げにくいので、平面に整形してからプラ材で作り直しています。

頭部も2016年の作業時点で、この段階まで進めているのですが……どこをどういじったか記憶が曖昧です(;´▽`A``。
今回製作しているキットは、タカラのキットのパッケージ変更版ですので、アップデイトパーツの類はゼロです。

私はウェーブのアップデイトパーツはいっさい持っていないので、ここはデュアルモデルの頭部と比較してみます。
このように頭頂部にかけての高さと、付随する丸みが足りない、といったところでしょうか。そのためバイザーが大きく見えます。全体的なバランスとしては、デュアルモデルのほうが優れているようです。しかし、ディテールは完全にキットが上で、やはりデュアルモデルは『玩具』というものから抜け切れていないように見えます。
胴体幅をツメ過ぎたため、もうこのデュアルモデルの頭部を使用するといった訳にはいかなくなりました。

この頭部も全体的に扁平な印象を減らすため、バイザーの横幅を狭め、頭部のバイザー取り付け部分もヤスって幅を減らしています。

バイザーにはエポキシパテで裏打ちをし、強度を上げています。
ここまでの段階で、頭についてはこれで良しとするか、さらに突っ込んだ作業に突入するか……まだ決めかねています。

腰に関して少し。
1/24ドッグ系は、ポリキャップを多用した当時としては他の追随を許さないスーパーキットではありましたが、股関節は同時代のガンプラと同程度の仕様となっており、このままでは完成後にや股関節がヘタるのは目に見えています。
今回はHGUCリックディアスの股関節を流用してみます。

フンドシ部分のパーツに収まるようにカットし、接着します。

胴体を幅ツメしたため、腰との接続部分にこのような矛盾が発生(*ノv`)。まぁこれは当初から想定済みのことです。


流用パーツで新たな腰の軸を構築するとします。

腰に関しては、ひとまずこんなところです。
スカートの取り付け等についてはまだノープランです。

このまま脚について考えてみます。
まずはキットオリジナルの関節は、こんな感じです。
くs@いようですが、同時代の同価格のガンプラを凌駕している代物だと思います。

しかし、全てが挟み込み形式となっていますので、足首と膝部分は後から差し込めるように変更していこうと考えています。

ポリキャップもガンプラのものが少しの加工で流用出来ます。


股関節のポリキャップは例の如く、瞬着とエポキシパテで強引にセットします。……しかし……やってしまいました(ノд・。)。

脛と繋がる軸を折ってしまいました( ̄○ ̄;)。
この作業のイメージトレーニングで、ホビージャパンの川口克己氏の製作記事(1983年12月号)を読むと、当時の氏もこのパーツを折ってしまったことを書かれておりましたが……なるほど確かに、ここは強度不足です(;´▽`A``
さて……どうしたものか。

軸折れの件から気分を変えようと、少し頭部に手を入れました。


後頭部に少しプラバンを噛ませて、見た目上で頭部の若干の嵩上げと、アゴを引いた感じを出せないものかと。

バイザーの取り付け穴を下に広げ、マウント位置を下げて頭を少しでも突き出させてみようという考えです。

この写真では解り辛いです(^-^;。
更に手を入れるかは、またひと思案。

膝の関節をどうにかせねば……全くの思いつきで、やはりガンプラからパーツを物色。
ちょっと華奢かも知れませんが、この腿部分は横幅を2ミリほど幅ツメしたため、この部分には、大そうな部品は仕込めそうにないです。
最も……本来はこの膝のジャバラ部分を別パーツにでもして、二重関節とすべきなのでしょうが(;´д`)。

こんな具合に、膝関節を再構築です。
これで後ハメにも出来ます。

脛パーツも2ミリ程度幅ツメしています(左・加工後、右・加工前)

足首も2、3ミリ幅詰めをしています。

新たな関節を仕込むため、上部をこのようにカット。

関節の流用については、常日頃から悩み続けているのですが、時折、いい感じのヒラメキがo(*^▽^*)o
今回はコレ、HGUCハンブラビの足首の関節を流用します。

ハンブラビの脛部分のパーツを逆に足首内部にセット……しかし、ちょっと高さが足りないか(;;;´Д`)。

適当なパーツで底上げを処理。
このように足首の部品を脛に仕込むようにします。

ハンブラビの足のつま先や踵をカットしているこの状態で、丁度脛の内部にひっかかって固定が利くようになっています。

……と、思っていたより短期間で、脚の基本構成は仕上がりました。
……これで基本的には、腕の関節で置き換えの必要がある部分に手を入れてやれば、なんとかまとまりそうな感じにはなってきています。
それと……アタマ、ですね。ここはもう少し検討する余地があるようにも思っています(*´~`*)。