黒い大坂城 ♯03
黒い大坂城の続きです。

フジミのキットはいうまでもなく、現在の大阪城天守閣を再現しつつ、徳川時代には、実際にはなかったはずの小天守、そして……

異常に小さくデフォルメした本丸と、かなり謎仕様なキットです(ノ_<)。
さて、黒い大坂城へ挑戦するにあたり、どのタイプを目指すか、という点についてです。

加工の難易度を検討したうえで、三浦正幸氏の大坂夏の陣モデルとしました。

もっとも、完全再現はかなり難しいので、どれぐらい寄せられるか……ということになると思います。


まず、最下層・一層目の四隅にある、「石落とし」の張り出しをカットしています。



次に、三層目の破風をカットしています。プラバンで埋め、プラパテを盛ります。

今度は、それに合わせて、屋根部分の破風をカットする必要が出て来ます(ノ_<)なかなか厄介です。
続きます。

フジミのキットはいうまでもなく、現在の大阪城天守閣を再現しつつ、徳川時代には、実際にはなかったはずの小天守、そして……

異常に小さくデフォルメした本丸と、かなり謎仕様なキットです(ノ_<)。
さて、黒い大坂城へ挑戦するにあたり、どのタイプを目指すか、という点についてです。

加工の難易度を検討したうえで、三浦正幸氏の大坂夏の陣モデルとしました。

もっとも、完全再現はかなり難しいので、どれぐらい寄せられるか……ということになると思います。


まず、最下層・一層目の四隅にある、「石落とし」の張り出しをカットしています。



次に、三層目の破風をカットしています。プラバンで埋め、プラパテを盛ります。

今度は、それに合わせて、屋根部分の破風をカットする必要が出て来ます(ノ_<)なかなか厄介です。
続きます。
黒い大坂城 ♯02

(画像はグーグルマップから)
……なんで……なんで天守閣の場所が違うの(・・?。

ここに天守閣が建っているようですが……

この辺り……ではないの(・・?(画像はグーグルマップから天守閣の場所を加工しています)
『黄金の日日』の映像では、朝な夕なの大坂城天守閣の姿が映されていましたが、天主閣は明らかに大手門から見て右寄り、本丸の端に描かれていました。

当時資料でもそれは明らかで、

ここに「御天守」と……。これはいったいどういうことなの(´・_・`)?
「今の天守閣の建物が昭和になって復元されたものだってのは、知っているけど……なんで天守台はあの場所なんだぁ(・・?」
と、11歳の私は、この疑問に決着を付けることが出来ませんでした(ノ_<)。
真実を知ったのは……もう20歳も過ぎたころでした。

(画像は大阪市立図書館のウェブサイトから拝借したものをネガポジ反転しています)
……これが真実。つまり、今現在の大阪城の遺構は全て「徳川製」(´・_・`)ということです。
さて……前置きが長過ぎましたが、今回の新企画は、秀吉時代の「黒い大坂城」を造るということです。
一番有名なのは、この屏風でしょうか……

(画像はWikipediaから拝借)
どう見ても黒塗りの層塔型天主閣なのですが……これは、屏風絵というものに、どこまで資料としての価値があるかという難しい話になってしまいますのでここでは割愛します。秀吉当時はおそらく大型の望楼型天守であったようです。
で、その大型の望楼型天守は、下見板張りは黒(漆塗り、なんて説もありますが)でねずみ漆喰で灰色の壁と……現在の天守閣とは最上部以外のイメージがだいぶ異なる「黒い

これをフジミのキットでやってみます。
黒い大坂城 ♯01
さて……箸休め(?)の安土城天主が完成せぬうちに、また新ネタです。これも箸休めです。
これも……20数年前から挑んでみたいと考えていたモノですので、あまり力まずにすすめていこうと思います。
やはり、時は西暦1978年に遡ります(*ノ∪`*)。
映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』に衝撃を受け、秋から放映が決定した『宇宙戦艦ヤマト2』に期待を膨らませつつ、火曜日には『ハーロック』、そして木曜には『999』に入り浸っていた私が、もうひとつ入れ込んでいたのが、大河ドラマ『黄金の日日』でした。
そこで描かれていた安土城天主閣に……という流れで、安土城天主閣の企画を今やっている訳ですが……物語が進み、本能寺の変、そして第28話『安土炎上』以降、主人公の助佐(演:市川染五郎・当時)と縁が深い秀吉(演:緒形拳)が表舞台へ、第30話『大坂築城』へと進みます。
ここで描かれた、最上部の屋根が金という大坂城天主の艶やかなこと……おそらくは櫻井成廣氏の1970年の著書『豊臣秀吉の居城 大阪城編』での復元案が元になっているのだと、最近になってようやく調べがつきましたが……これにまたガツンと11歳の私はやられてしまいました(〃▽〃)。
今思うと……よくもまぁ同時期に色々なモノにのめり込んでいたよなぁ……と。
。さて、俄か城郭マニアとなった私が考えたことは、
「インターネットで電話料金も気にせず、楽に地図を検索出来るようになるまで、あと少なくとも25年はかかる……本屋さんで都道府県地図を立ち読みだ」
ということでした(*ノ∪`*)。
地図で水堀や廓が今現在どのぐらいカタチを留めているのか……これをいろいろな城をチェックしていくわけです。
「大阪府地図」をパラパラとめくり、大阪城を発見!
おぉ……総構えの堀は無くなっているが、真田山公園、これがおそらく真田丸跡地(≧∀≦)かぁ。これで総構えのカタチは想像出来る。
外堀、内堀はほぼそのままだ。そして、天主閣……あれ?(・・?
なんだか違和感を抱きました。
後日、大阪城の空撮写真の掲載された本なども見る機会があり、その違和感は確信へと変わりました。

(画像はグーグルマップから)
……なんで……なんで天守閣の場所が違うの(・・?。
続く
これも……20数年前から挑んでみたいと考えていたモノですので、あまり力まずにすすめていこうと思います。
やはり、時は西暦1978年に遡ります(*ノ∪`*)。
映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』に衝撃を受け、秋から放映が決定した『宇宙戦艦ヤマト2』に期待を膨らませつつ、火曜日には『ハーロック』、そして木曜には『999』に入り浸っていた私が、もうひとつ入れ込んでいたのが、大河ドラマ『黄金の日日』でした。
そこで描かれていた安土城天主閣に……という流れで、安土城天主閣の企画を今やっている訳ですが……物語が進み、本能寺の変、そして第28話『安土炎上』以降、主人公の助佐(演:市川染五郎・当時)と縁が深い秀吉(演:緒形拳)が表舞台へ、第30話『大坂築城』へと進みます。
ここで描かれた、最上部の屋根が金という大坂城天主の艶やかなこと……おそらくは櫻井成廣氏の1970年の著書『豊臣秀吉の居城 大阪城編』での復元案が元になっているのだと、最近になってようやく調べがつきましたが……これにまたガツンと11歳の私はやられてしまいました(〃▽〃)。
今思うと……よくもまぁ同時期に色々なモノにのめり込んでいたよなぁ……と。
。さて、俄か城郭マニアとなった私が考えたことは、
「
ということでした(*ノ∪`*)。
地図で水堀や廓が今現在どのぐらいカタチを留めているのか……これをいろいろな城をチェックしていくわけです。
「大阪府地図」をパラパラとめくり、大阪城を発見!
おぉ……総構えの堀は無くなっているが、真田山公園、これがおそらく真田丸跡地(≧∀≦)かぁ。これで総構えのカタチは想像出来る。
外堀、内堀はほぼそのままだ。そして、天主閣……あれ?(・・?
なんだか違和感を抱きました。
後日、大阪城の空撮写真の掲載された本なども見る機会があり、その違和感は確信へと変わりました。

(画像はグーグルマップから)
……なんで……なんで天守閣の場所が違うの(・・?。
続く