巡洋戦艦 13号艦 ♯13

巡洋戦艦 13号艦の続きです。
前檣に戻ります。

羅針艦橋や各指揮所はほとんどプラバンと、窓はエッチングでの製作です。
流用は僅かです。

測距儀フロアもプラバンからの切り出しです。
7本の柱を通す穴……ですが、これが難しい。6角形をきちんと構成することはもちろんですが、各フロアごとに間隔が違いますので、現物合わせの試行錯誤の連続となりました……結果的には(。-_-。)

ヤードも別にプラバンから切り出して整形したものを接着しています。
昔の私であれば、いきなりこの形状を切り出そうとして泥沼にはまっていたと思います……少しは知恵が付いたものです(´∀`*)。
ヤードの角度についても悩みましたが、「陸奥」で既に後方へ傾斜しているし、良いだろうと考えました。

テストとして7本の柱を通してみました。

戦闘艦橋もしくは檣楼指令所もプラバンとエッチングのコンビで製作です。

塗りと並行して各フロア組み上げていきます。
前に書いたように試行錯誤の連続で写真撮影をほぼ忘れています(ノ∇≦*)。


激闘の果てに……こんな具合にまとめました。


と……ほぼ「扶桑1915」と進捗が並びそうになってきました。
続きます。
巡洋戦艦 13号艦 ♯12
巡洋戦艦 13号艦 ♯11

巡洋戦艦 13号艦の続きです。


前檣を構築していきます。

2階建構造の羅針艦橋をプラバンでこのように造りました。1階の窓枠はいつもの適当なエッチングです。


センター柱との位置合わせは問題ないようです。

ここで、7本の柱がきちんと通るか確認……この段階ではオッケーです。


2階の窓枠も同じエッチングで。床をハルレッドで塗り、屋根を付けています。
ここから上の階層がどんどん面倒な造りとなってきます。7の柱が上に向かって収束していくため、順次、穴の間隔を狭めた床板が必要となってきます。

……とりあえず、1/700長門の羅針艦橋のパーツをガイドとします。これには7つの穴が空いていますので(。-_-。)。



こんな具合に進めていきます。
続きます(*´~`*)。
巡洋戦艦 13号艦 ♯10

巡洋戦艦 13号艦の続きです。
次は尻込みしつつ……前檣です。



かつて……『赤城』製作時に地獄を垣間見たため(ノ_<)、今度はどうなるものかと。

流用パーツを物色していたところ、1/700加賀の艦尾のシェルター甲板の部品を見つけました。これを芯として加工を始めました。これは裏からの写真です。
前面に司令塔部分をプラバン積層で作ります。
加賀の艦尾のシェルター甲板のパーツが残っていたのは……2007年4月に(´・_・`)、




架空の「巡洋戦艦 摩耶」を製作した名残です。
……この頃のほうが緻密な造りをしているのがなんとも(ノ_<)。

表はこんな具合です。

こんな感じで羅針艦橋を付けようかと考えています。

7本の柱のことを考えると気が重いです。
続きます。
巡洋戦艦 13号艦 ♯09
巡洋戦艦 13号艦 ♯08
巡洋戦艦 13号艦 ♯07
巡洋戦艦 13号艦 ♯06
巡洋戦艦 13号艦 ♯05


巡洋戦艦 13号艦の続きです。
今回は主兵装の46センチ連装砲について……。

ピットロードの艦船装備セット3から、『45口径3年式連装砲』をチョイスしています。まぁ……ほぼ架空艦で、架空兵装ですので、あまり難しく考えるのはやめます。
測距儀は適当に2種取り付けています。

シェルター甲板の第2、第3砲塔のバーベットの内側に、ネオジム磁石を接着。


砲塔の裏には、適当な金属板を接着。
これで、『扶桑1915』と同様の砲塔旋回を実現します。


プラの厚みが結構あるためか、あまり協力な固定とはいきませんでしたが、このように逆さにしても落ちない程度には固定出来ていますので、まぁ、こんなものでしょうか。


さて……実現していれば、「大和型」に先駆けて46センチ砲世界初の搭載艦となっていたはずですが、う~ん、46センチ砲8門の台座としては……



ずいぶんとアッサリした、しかし異様に巨大な器だな、と感じます。
この時代には、殆ど「対空兵装」の概念が無かったので、全体としてシンプルです。

まったりと続きます。
巡洋戦艦 13号艦 ♯04 【2013~2015年 ここまでの総括】
これもまた、旧ブログのまとめ。少し昔の話です。
2006年8月から……








2017年8月まで、実に11年をかけて、ハセガワの旧キット赤城を改造し、巡洋戦艦赤城を製作、完成させました。
製作を開始した2006年夏頃、同時進行で、幻となった八八艦隊の主力艦『巡洋戦艦 13号艦』も製作しようと素材集めを始めていました。

光栄 刊『未完成艦名艦1906~1945』 (今回の撮影画像は全てこちらに掲載されているものです)
この本に、やはり故・今井邦孝氏のイラストで『巡洋戦艦 13号艦』が掲載されていました。

当初は、コイツを先に作ろうかとも思いましたが、赤城を製作して、それなりにノウハウを確立してからの方が良いだろうという考えのため、少し先の2013年の11月から作業を始めました。

素材は、『フッド』です。

大和並みの長さの船体ですが、これでもまだ31ミリほど延長する必要があります。

シェルター甲板の素材は、アオシマの扶桑と山城(旧キット)のそれを合体させようという算段です

主砲についは諸説あるようですが、私はもちろん46センチの連装砲の仕様で考えています。
ファインモールドの長門・陸奥用の砲室に真鍮砲身のコンボです。

この長い船体をさらに延長しなければならないということで、後のアイオワ級戦艦よりも長いというのは、時代背景を考慮すると途方も無い計画です。確かに、実現性について諸説あるのも頷けます(´~`)

さて、このフッドなのですが、船体内部に1976年の刻印が見られます。1976年製……ちょっと信じられないような名キットです。40年近く前のモノとはとうてい思えません。
船体中央が、「ここにプラノコを入れなさい( ^ω^」といわんばかりの構造となっています。


故・今井邦孝氏の画稿のページに、1/700換算の全長を書置きしていましたが、いろいろ資料を見ますと、全長はさらに大きい278.3メートル説が主流なようなので、だいたい1/700では397ミリ程度になる見込みです。

30ミリちょいの延長ということになります。
3ミリ角棒やバラストで延長部分の骨格を仕込みます

結果的に、延長部分の骨組みは、3ミリ角棒8本とバラストとなりました。
ゆがみなどは出ていないようです

上甲板は全て張り直すことになるので、バーベットをひとつプラノコでカットし、確保しておきます

このバーベットは、シェルター甲板用に確保しておいた、「扶桑・山城(アオシマ旧キット)」のバーベットと、直径が全く同じでした(v^ー゜)

非常にイギリス艦っぽい艦首形状です。ここはエポキシパテを詰めたのも、もう7年ほど前になります。
削り込んで、八八艦隊らしくします。

ナイフと180番で削りました。
だいぶ、らしくなったと思います

最上甲板部分。コイツは旧キットの「扶桑」「山城」……まぁ全く同一の艦体ですが、それの最上甲板部分を長めに切り出したモノ同士を接着しました。
副砲が片舷8問ずつということで、これでどうにか。
しかし、厳密なところで言えば、長さがオーバースケールのようですが、実艦はありませんので、このまま押し通します。

「フッド」の艦体を延長した部分は、積層プラバンで補填し、舷側も埋めます

甲板の下地を作ります。このあたりは、もう何度も経験済みなので迷いはなし。とりあえずプラバンを貼り、穴は艦底部分のみとなりました。
この時点で2015年9月。まだ『赤城』が完成していないことから、のんびりと進めていました。
そして、約7年が過ぎ去りました。
そろそろ、再起動を、と考え始めているところです。
ただ……この艦よりも齢を重ねているフネがもう1隻あるので……次回はその話になると思います。
2006年8月から……








2017年8月まで、実に11年をかけて、ハセガワの旧キット赤城を改造し、巡洋戦艦赤城を製作、完成させました。
製作を開始した2006年夏頃、同時進行で、幻となった八八艦隊の主力艦『巡洋戦艦 13号艦』も製作しようと素材集めを始めていました。

光栄 刊『未完成艦名艦1906~1945』 (今回の撮影画像は全てこちらに掲載されているものです)
この本に、やはり故・今井邦孝氏のイラストで『巡洋戦艦 13号艦』が掲載されていました。

当初は、コイツを先に作ろうかとも思いましたが、赤城を製作して、それなりにノウハウを確立してからの方が良いだろうという考えのため、少し先の2013年の11月から作業を始めました。

素材は、『フッド』です。

大和並みの長さの船体ですが、これでもまだ31ミリほど延長する必要があります。

シェルター甲板の素材は、アオシマの扶桑と山城(旧キット)のそれを合体させようという算段です

主砲についは諸説あるようですが、私はもちろん46センチの連装砲の仕様で考えています。
ファインモールドの長門・陸奥用の砲室に真鍮砲身のコンボです。

この長い船体をさらに延長しなければならないということで、後のアイオワ級戦艦よりも長いというのは、時代背景を考慮すると途方も無い計画です。確かに、実現性について諸説あるのも頷けます(´~`)

さて、このフッドなのですが、船体内部に1976年の刻印が見られます。1976年製……ちょっと信じられないような名キットです。40年近く前のモノとはとうてい思えません。
船体中央が、「ここにプラノコを入れなさい( ^ω^」といわんばかりの構造となっています。


故・今井邦孝氏の画稿のページに、1/700換算の全長を書置きしていましたが、いろいろ資料を見ますと、全長はさらに大きい278.3メートル説が主流なようなので、だいたい1/700では397ミリ程度になる見込みです。

30ミリちょいの延長ということになります。
3ミリ角棒やバラストで延長部分の骨格を仕込みます

結果的に、延長部分の骨組みは、3ミリ角棒8本とバラストとなりました。
ゆがみなどは出ていないようです

上甲板は全て張り直すことになるので、バーベットをひとつプラノコでカットし、確保しておきます

このバーベットは、シェルター甲板用に確保しておいた、「扶桑・山城(アオシマ旧キット)」のバーベットと、直径が全く同じでした(v^ー゜)

非常にイギリス艦っぽい艦首形状です。ここはエポキシパテを詰めたのも、もう7年ほど前になります。
削り込んで、八八艦隊らしくします。

ナイフと180番で削りました。
だいぶ、らしくなったと思います

最上甲板部分。コイツは旧キットの「扶桑」「山城」……まぁ全く同一の艦体ですが、それの最上甲板部分を長めに切り出したモノ同士を接着しました。
副砲が片舷8問ずつということで、これでどうにか。
しかし、厳密なところで言えば、長さがオーバースケールのようですが、実艦はありませんので、このまま押し通します。

「フッド」の艦体を延長した部分は、積層プラバンで補填し、舷側も埋めます

甲板の下地を作ります。このあたりは、もう何度も経験済みなので迷いはなし。とりあえずプラバンを貼り、穴は艦底部分のみとなりました。
この時点で2015年9月。まだ『赤城』が完成していないことから、のんびりと進めていました。
そして、約7年が過ぎ去りました。
そろそろ、再起動を、と考え始めているところです。
ただ……この艦よりも齢を重ねているフネがもう1隻あるので……次回はその話になると思います。