1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯08 【2023年 完成品4號】
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡの続きです。


アンテナの工作。プラのアンテナをカットして、真鍮線とニクロム線でアンテナを作成。

頭に接着し、これで頭部は完成。


いよいよコクピット製作のツメに入る。


パイピング類の一部を巻いたニクロム線などで作り直し。


と、ここまで完成したものの……なんと、幅を詰め過ぎたのと、腰の軸を埋め込んだために……

上半身に収めると、ハッチが閉められなくなることがここで判明(*´~`*)。
全く、いつまでたっても……
D-DAYS =EP.6=
ここ数日というものの、腑抜けのような毎日を送っていた。
1/24マーシィドッグは不本意な出来ながら、なんとか締め切り日の明け方に作業を終え、『典厩さん』に預けることになった。
結局、3連カメラのうち2つを点灯させる工作だけは無事に済んだ。
納品は『典厩さん』と『刑部』が当日夜に行った。ここでいろいろな事が起きているのだが、それが何かを知ったのは撮影終了後の事になる。
こちらは高校生の身の上、高田馬場のスタジオでの撮影は平日ということで立ち会わず、全て社会人の『典厩さん』にお任せするということになった。
撮影終了後、『刑部』から聞いた編集長からの伝言は、
「頑張ってもらったが、ジャングルのディオラマという設定だから、もう少し泥汚れなど表現するともっと良くなったよ」
……これはグサリときた。
いわゆる「銀のハゲチョロ」を入れるのがやっとで、泥汚れ等のドライブラシを施す時間が無かったのだ。
1/35のダイビングビートルといい、1/60スクラッチのアレとい……結果的に残念な出来としか言いようがないものだった。
とにかく、過信して引き受けすぎたのだ。それが第一なのは疑いようがない。
同じ失敗を繰り返さないためには、もう複数のキットを引き受けるのは控えなければ。そんな風に考えていた。
1983年3月、その雑誌は発売された。
書店の棚からその雑誌を取り出し、緊張しつつページを捲る。
巻頭のカラーページに、1/24マーシィドッグは写っていた。
しかし、この見栄えは……なんとも苦々しい思いを抱かざるを得なかった。
失敗だ(゚´Д`゚)゚。
酷い結果を出してしまえば、「発注側」の結論は当然シビアなものになる。
或いは『典厩さん』の判断であったのかも知れないが、次号用に自分に割り当てられた作例は、「ひとつ」のみだった。
なんということもない、身の丈に合った分量に、しっかり取り組むしかないのだ。
次回作は、かなり慎重な作業に徹した。その結果は、汚名挽回とまではいかずとも、まあまあの評価は得られたのではないかと思う。この時、最初で最後の「製作記事」を書かせてもらった。
この製作記事は、誌面には掲載されずに、別の媒体に掲載されることになったのだが、手書き原稿のチェックをしていた『編集スタッフさん』に、
「sa-toshi君、電池が“電地”になってるぞ(笑)」と突っ込まれた。
この『編集スタッフさん』、現在もメカニックデザイン等で御活躍の某氏の若き日の姿。
1984年6月、発売された次号で、汚名挽回の作品は、やはり巻頭カラーページに掲載された。
前回よりは、苦い思いをせずに、ページを捲ることが出来たが、
“前回のマーシィドッグは酷い”
“デカールの下のスジボリが消してない”
“汚しが下手”
といった読者投稿が、またグサリと胸に刺さる。
“認めたくないものだな……”とはこんな感じか( ゚Д゚)。
ともあれ、これからもずっと作り続けるのではないかと思う。大人になれば、もっとマシなモノを作れるようになるだろうさ……と甘い考えに浸る。
1984年6月、17歳の春のことだった。

最後の最後で不始末があったが、コクピットを一切放棄して完成しました。


キリコを乗せることは出来なくなったが、とどのつまり今回も「フィアナ機」ということです。

足廻りは、「サンサ」をイメージして土汚れを表現したつもりです。
銀のハゲチョロは一切やっていません。


39年を経てもこの出来( ノД`)。
まぁ、こんなもんでしょう。と、さすがに定年退職が数年後に控える身となればいろいろと悟るものです(´・_・`)。

15年前に完成したバンダイ1/20と共に……。


アンテナの工作。プラのアンテナをカットして、真鍮線とニクロム線でアンテナを作成。

頭に接着し、これで頭部は完成。


いよいよコクピット製作のツメに入る。


パイピング類の一部を巻いたニクロム線などで作り直し。


と、ここまで完成したものの……なんと、幅を詰め過ぎたのと、腰の軸を埋め込んだために……

上半身に収めると、ハッチが閉められなくなることがここで判明(*´~`*)。
全く、いつまでたっても……
D-DAYS =EP.6=
ここ数日というものの、腑抜けのような毎日を送っていた。
1/24マーシィドッグは不本意な出来ながら、なんとか締め切り日の明け方に作業を終え、『典厩さん』に預けることになった。
結局、3連カメラのうち2つを点灯させる工作だけは無事に済んだ。
納品は『典厩さん』と『刑部』が当日夜に行った。ここでいろいろな事が起きているのだが、それが何かを知ったのは撮影終了後の事になる。
こちらは高校生の身の上、高田馬場のスタジオでの撮影は平日ということで立ち会わず、全て社会人の『典厩さん』にお任せするということになった。
撮影終了後、『刑部』から聞いた編集長からの伝言は、
「頑張ってもらったが、ジャングルのディオラマという設定だから、もう少し泥汚れなど表現するともっと良くなったよ」
……これはグサリときた。
いわゆる「銀のハゲチョロ」を入れるのがやっとで、泥汚れ等のドライブラシを施す時間が無かったのだ。
1/35のダイビングビートルといい、1/60スクラッチのアレとい……結果的に残念な出来としか言いようがないものだった。
とにかく、過信して引き受けすぎたのだ。それが第一なのは疑いようがない。
同じ失敗を繰り返さないためには、もう複数のキットを引き受けるのは控えなければ。そんな風に考えていた。
1983年3月、その雑誌は発売された。
書店の棚からその雑誌を取り出し、緊張しつつページを捲る。
巻頭のカラーページに、1/24マーシィドッグは写っていた。
しかし、この見栄えは……なんとも苦々しい思いを抱かざるを得なかった。
失敗だ(゚´Д`゚)゚。
酷い結果を出してしまえば、「発注側」の結論は当然シビアなものになる。
或いは『典厩さん』の判断であったのかも知れないが、次号用に自分に割り当てられた作例は、「ひとつ」のみだった。
なんということもない、身の丈に合った分量に、しっかり取り組むしかないのだ。
次回作は、かなり慎重な作業に徹した。その結果は、汚名挽回とまではいかずとも、まあまあの評価は得られたのではないかと思う。この時、最初で最後の「製作記事」を書かせてもらった。
この製作記事は、誌面には掲載されずに、別の媒体に掲載されることになったのだが、手書き原稿のチェックをしていた『編集スタッフさん』に、
「sa-toshi君、電池が“電地”になってるぞ(笑)」と突っ込まれた。
この『編集スタッフさん』、現在もメカニックデザイン等で御活躍の某氏の若き日の姿。
1984年6月、発売された次号で、汚名挽回の作品は、やはり巻頭カラーページに掲載された。
前回よりは、苦い思いをせずに、ページを捲ることが出来たが、
“前回のマーシィドッグは酷い”
“デカールの下のスジボリが消してない”
“汚しが下手”
といった読者投稿が、またグサリと胸に刺さる。
“認めたくないものだな……”とはこんな感じか( ゚Д゚)。
ともあれ、これからもずっと作り続けるのではないかと思う。大人になれば、もっとマシなモノを作れるようになるだろうさ……と甘い考えに浸る。
1984年6月、17歳の春のことだった。

最後の最後で不始末があったが、コクピットを一切放棄して完成しました。


キリコを乗せることは出来なくなったが、とどのつまり今回も「フィアナ機」ということです。

足廻りは、「サンサ」をイメージして土汚れを表現したつもりです。
銀のハゲチョロは一切やっていません。


39年を経てもこの出来( ノД`)。
まぁ、こんなもんでしょう。と、さすがに定年退職が数年後に控える身となればいろいろと悟るものです(´・_・`)。

15年前に完成したバンダイ1/20と共に……。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯07
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯06
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯05
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡの続きです。

左側のフロントアーマーのスジボリ……これ、マーキングに類するものを彫ってしまっているようです。
モールドだと思っていたので……苦い思いを味わいました。

プラパテで埋めています。

ヤスリをかけ過ぎたため、足の甲の部分をプラバンでモールドを復旧させています。

1/35ではサボっていましたが、この膝部分のモールドがとてもダルいので、ここも手を入れます。

プラバンで新規におこしました。

これで脚部も、ぶら下げる装甲版以外はまとまってきました。

ターンピック部分もダルいので作り直しました。
開口して、ガンプラのミサイルを加工したものを挿しています。
続きます。

左側のフロントアーマーのスジボリ……これ、マーキングに類するものを彫ってしまっているようです。
モールドだと思っていたので……苦い思いを味わいました。

プラパテで埋めています。

ヤスリをかけ過ぎたため、足の甲の部分をプラバンでモールドを復旧させています。

1/35ではサボっていましたが、この膝部分のモールドがとてもダルいので、ここも手を入れます。

プラバンで新規におこしました。

これで脚部も、ぶら下げる装甲版以外はまとまってきました。

ターンピック部分もダルいので作り直しました。
開口して、ガンプラのミサイルを加工したものを挿しています。
続きます。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯04
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡの続きです。

足首です。
いろいろ検討しましたが、結局は作りかけのマーシィから丸ごと移植としました。

今回はつま先の可動はオミットしています。接着です。

肩のこのあたりは、塗装を始めないと組み立てが出来ませんので、塗り始めました。
色……ですが、NATOグリーンにパールグリーン、フラットベースで適当に配合しました。


腕も組み上げと塗装を進めています。

脛内部にも、マーシィからボールジョイントを移植しています。

なかなか固定が難しかったです。

膝関節は、脛に繋がる部分をこのように改定。
脛にポリキャップを仕込んで、後から挿せるようにしています。

足首と脛のマッチングはなんとかものになりました。

ボディも塗装を進めています。

スコープドッグⅡのグリーンというのは、なかなか奥が深いというか、捉えどころが難しいと言いますか、受け取り方に個人差があるような気がします。今回ひとまずこのような色として、決着をつけましたが、私個人の好き好きでも、これが到達点だとは思えません。

定番工作。
メインカメラはキットパーツから、WAVEのノズルパーツへ交換しています。

Hアイズの接着に木工用ボンドを使用したため、この写真ではまだ白濁化しています。


続きます。

足首です。
いろいろ検討しましたが、結局は作りかけのマーシィから丸ごと移植としました。

今回はつま先の可動はオミットしています。接着です。

肩のこのあたりは、塗装を始めないと組み立てが出来ませんので、塗り始めました。
色……ですが、NATOグリーンにパールグリーン、フラットベースで適当に配合しました。


腕も組み上げと塗装を進めています。

脛内部にも、マーシィからボールジョイントを移植しています。

なかなか固定が難しかったです。

膝関節は、脛に繋がる部分をこのように改定。
脛にポリキャップを仕込んで、後から挿せるようにしています。

足首と脛のマッチングはなんとかものになりました。

ボディも塗装を進めています。

スコープドッグⅡのグリーンというのは、なかなか奥が深いというか、捉えどころが難しいと言いますか、受け取り方に個人差があるような気がします。今回ひとまずこのような色として、決着をつけましたが、私個人の好き好きでも、これが到達点だとは思えません。

定番工作。
メインカメラはキットパーツから、WAVEのノズルパーツへ交換しています。

Hアイズの接着に木工用ボンドを使用したため、この写真ではまだ白濁化しています。


続きます。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯03

1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡの続きです。


エポキシパテが乾燥後、整形しています。

この作業で、どうにかこの丸さを確立出来ました。

今度は腕です。
とにかく、昔から言われていたことですが、このキット、手が大きい(´・_・`)。
また、考えつくされた結果でしょうが、手首の接合部もなんとも強度的に心細い。
ここは単純にポリキャップへと置き換えます。

手首は流用パーツを探したものの、なかなか良いモノがありません。バンダイの手首パーツを使います。マシンガングリップとの相性がイマイチのため、グリップのほうを削っていきます。

今回、強度のことを考え、アームパンチのスライド機構を殺すことにしました。
接着することで、このように手首のポリキャップの押さえとしています。

これでなんとかまとまりました。
続きます。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯02
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ。製作開始です。
マーシィとしての製作時に、平べったいアタマをどうにか嵩上げするために考えていたのは……


後頭部に少しプラバンを噛ませて、見た目上で頭部の若干の嵩上げと、アゴを引いた感じを出そうと……

バイザーの取り付け穴を下に広げ、マウント位置を下げて頭を少しでも突き出させてみようと考えました。

この写真では解り辛いです(^-^;。。右側のデュアルモデルに近い丸みを持たせるのは、やはり難しい……。
そこで、偶然見つけたブログ『Garland's Gunland』のキノハナさんが施されていた改造を試してみます。


こんなラインを頭にケガき、さらにPカッターなどで切り裂きました。

このように切り離しました。

1.2ミリプラバンの切れ端でこんな風に、つっかい棒のようにして接着します。


隙間にエポキシパテを埋め、乾燥を待ちます。
D-DAYS =EP.3=
今夜も冷える……。
「コイツだけは……カメラを光らせるのみ。一番楽なハズだが……」
深夜0時になろうとしている。目の前には下半身がほぼ完成した1/24マーシィドッグが立っている。
が、上半身は全くの手つかずのままだ。
『雑誌D』での「クメン編」の撮影用ディオラマ。
その「主役」を張るのがこの、1/24 マーシィドッグだ。
1/35 ダイビングビートルと、もうひとつの作業に振り回されつつあり、肝心要のこの「主役」に今ひとつ集中出来ないまま、安易に下半身だけ半完成させてしまった。
基本塗装に関しては、何の問題も無い。
とうとう購入したО社の『ピースコン・ヤング88』の効果は絶大。我ながら満足できる仕上がりだった。
『フロンガスボンベ』が1本1000円というのが玉に瑕だが……。
問題は、汚し塗装をどうするか、だ。
「しかし……やっぱりコイツはあまり好きになれないな」と声が出る。
スコープドッグのバリエーション機だが、劇中でもお世辞にも活躍しているとは言えない。ブルーATに圧倒されてばかりだ。
「いい絵」と感じたのは、左腕にフィアナを座らせて行軍していたシーン。あれのみな気がする。
背部ザックから、脛裏にパイプが繋がっていて、軽快さのカケラも無い。今、目の前には下半身とパイプで繋がった背部ザックのみが置かれているから、余計にそう感じるのだが……。
上半身は、まだ全く組み上げていない。
好きになれない下半身は組み上がったのだから、残りはスコープドッグと何も変わらない。
なんとか気持ちを切り替えで、進めなければ……。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
また、好きな事、とは言え、対象となるこのマーシィドッグは、正直好きになれない。
それでも、とにかく進めなければ……このままでは締め切りに間に合いそうにない。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
それが、こんなに辛い事だとは、思いもしなかった。
乾電池をコクピット部分に収納せざるを得ないため、コクピットのことは無視。
作業時間圧縮に、こんなに助けになることはないのだが、手の動きが進まない。
「この……ちょっと平べったい頭は、見方によっては最高なんだが……」
1/24スコープドッグのキットは、現時点で史上最高のキャラクターキットだというのは、誰に訊いても間違いのないところだ。
見た目は、実は設定画とは微妙に違うのだが、上手くアレンジされていて、独自の味わいがある名キットだと思う。
ただし、今回ばかりは、この「設定画とのわずかな違い」が、どうも気になる。
この平べったいアタマを、もう少し丸くしてやりたいのだが、正直、どうすればそんな方法があるのか、まるで思いつかないのだった。
「エポキシパテを盛る訳には……いかないよな、やっばり……」
いくら考えても、答えは浮かんでこない。
ダイビングビートルの作業も、1/60スクラッチのアレも、進捗は芳しくない。
見まいと思うのに、ついついカレンダーに眼をやってしまう。そして、またため息。
1984年1月。とある深夜。16歳の冬の事だった。
続きます。
マーシィとしての製作時に、平べったいアタマをどうにか嵩上げするために考えていたのは……


後頭部に少しプラバンを噛ませて、見た目上で頭部の若干の嵩上げと、アゴを引いた感じを出そうと……

バイザーの取り付け穴を下に広げ、マウント位置を下げて頭を少しでも突き出させてみようと考えました。

この写真では解り辛いです(^-^;。。右側のデュアルモデルに近い丸みを持たせるのは、やはり難しい……。
そこで、偶然見つけたブログ『Garland's Gunland』のキノハナさんが施されていた改造を試してみます。


こんなラインを頭にケガき、さらにPカッターなどで切り裂きました。

このように切り離しました。

1.2ミリプラバンの切れ端でこんな風に、つっかい棒のようにして接着します。


隙間にエポキシパテを埋め、乾燥を待ちます。
D-DAYS =EP.3=
今夜も冷える……。
「コイツだけは……カメラを光らせるのみ。一番楽なハズだが……」
深夜0時になろうとしている。目の前には下半身がほぼ完成した1/24マーシィドッグが立っている。
が、上半身は全くの手つかずのままだ。
『雑誌D』での「クメン編」の撮影用ディオラマ。
その「主役」を張るのがこの、1/24 マーシィドッグだ。
1/35 ダイビングビートルと、もうひとつの作業に振り回されつつあり、肝心要のこの「主役」に今ひとつ集中出来ないまま、安易に下半身だけ半完成させてしまった。
基本塗装に関しては、何の問題も無い。
とうとう購入したО社の『ピースコン・ヤング88』の効果は絶大。我ながら満足できる仕上がりだった。
『フロンガスボンベ』が1本1000円というのが玉に瑕だが……。
問題は、汚し塗装をどうするか、だ。
「しかし……やっぱりコイツはあまり好きになれないな」と声が出る。
スコープドッグのバリエーション機だが、劇中でもお世辞にも活躍しているとは言えない。ブルーATに圧倒されてばかりだ。
「いい絵」と感じたのは、左腕にフィアナを座らせて行軍していたシーン。あれのみな気がする。
背部ザックから、脛裏にパイプが繋がっていて、軽快さのカケラも無い。今、目の前には下半身とパイプで繋がった背部ザックのみが置かれているから、余計にそう感じるのだが……。
上半身は、まだ全く組み上げていない。
好きになれない下半身は組み上がったのだから、残りはスコープドッグと何も変わらない。
なんとか気持ちを切り替えで、進めなければ……。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
また、好きな事、とは言え、対象となるこのマーシィドッグは、正直好きになれない。
それでも、とにかく進めなければ……このままでは締め切りに間に合いそうにない。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
それが、こんなに辛い事だとは、思いもしなかった。
乾電池をコクピット部分に収納せざるを得ないため、コクピットのことは無視。
作業時間圧縮に、こんなに助けになることはないのだが、手の動きが進まない。
「この……ちょっと平べったい頭は、見方によっては最高なんだが……」
1/24スコープドッグのキットは、現時点で史上最高のキャラクターキットだというのは、誰に訊いても間違いのないところだ。
見た目は、実は設定画とは微妙に違うのだが、上手くアレンジされていて、独自の味わいがある名キットだと思う。
ただし、今回ばかりは、この「設定画とのわずかな違い」が、どうも気になる。
この平べったいアタマを、もう少し丸くしてやりたいのだが、正直、どうすればそんな方法があるのか、まるで思いつかないのだった。
「エポキシパテを盛る訳には……いかないよな、やっばり……」
いくら考えても、答えは浮かんでこない。
ダイビングビートルの作業も、1/60スクラッチのアレも、進捗は芳しくない。
見まいと思うのに、ついついカレンダーに眼をやってしまう。そして、またため息。
1984年1月。とある深夜。16歳の冬の事だった。
続きます。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯01
さて……2年ほど前の2021年2月に、旧ブログでは更にその3年前の2018年2月に作業していた、1/24マーシィドッグのまとめ記事をアップしておりました。
年明けのAT3連発の勢いで……という訳でもありませんが、今回は仕切り直したいと思います(*´~`*)。
2018年の作業開始時点で、
もっとも、このキットにはスコープドッグのランナーも揃っており、基本は同じであるので……『スコープドッグⅡ』として仕上げる可能性も大ありです(*ノv`)。
と書いておりましたが、熟慮の上、1/24スコープドッグⅡとして仕上げようと決断しました。
1/24マーシィドッグには、苦い、苦い思い出があり、いつの日かコイツにもう一度挑戦したい。と、ずっと思い続けていました。
それでも、やはり……50半ばを過ぎて、「あまり好きではない」ものに時間を割くことは、どうであろうか? と考えての事です。
他に事情としては、私が所持している1/24ドッグ系のキットは、他にはパープル色のラウンドムーバー付、それとブルーティシュドッグです。
パーツ確認してみると、ブルーティシュドッグは余剰パーツはなく、スコープドッグとしては仕上げられないことを再確認しました。
で、あれば、タカラ1/24でスコープドックとして完成させられるのは、2つのみ、です。
キット価格が高騰傾向にある現在、手持ちキットでの確実な製作予定を立てる上での結論です。
また、もうひとつの要因として、製作のヒントを求めてググっていたところ、ブログ『Garland's Gunland』(キノハナさん主宰)でタカラの扁平な頭を丸く改造されているのを偶然見つけ、「これだ!(゚д゚)」と衝撃を受けたことです。
この改造をするのであれば、やはり『スコープドッグⅡ』として仕切り直したい。
そう、考えました。
2007年夏、(なんと……もう15年も経つのか)鳴り物入りで市場に現れたバンダイ1/20スコープドックを3週間かけて、

『スコープドッグⅡ』として仕上げました。

フィアナは、食玩の(若かりし)エメラルダスの改造です。

私の嗜好と一致するショートバレルのマシンガン。

やはりコレに尽きます(*ノ∪`*)。
と、ウダウダとした話ばかりで、製作そのものは手を付け始めたばかりです。

全ては振り出しに戻った……とまではいきませんが、再出発です。
続きます。
年明けのAT3連発の勢いで……という訳でもありませんが、今回は仕切り直したいと思います(*´~`*)。
2018年の作業開始時点で、
もっとも、このキットにはスコープドッグのランナーも揃っており、基本は同じであるので……『スコープドッグⅡ』として仕上げる可能性も大ありです(*ノv`)。
と書いておりましたが、熟慮の上、1/24スコープドッグⅡとして仕上げようと決断しました。
1/24マーシィドッグには、苦い、苦い思い出があり、いつの日かコイツにもう一度挑戦したい。と、ずっと思い続けていました。
それでも、やはり……50半ばを過ぎて、「あまり好きではない」ものに時間を割くことは、どうであろうか? と考えての事です。
他に事情としては、私が所持している1/24ドッグ系のキットは、他にはパープル色のラウンドムーバー付、それとブルーティシュドッグです。
パーツ確認してみると、ブルーティシュドッグは余剰パーツはなく、スコープドッグとしては仕上げられないことを再確認しました。
で、あれば、タカラ1/24でスコープドックとして完成させられるのは、2つのみ、です。
キット価格が高騰傾向にある現在、手持ちキットでの確実な製作予定を立てる上での結論です。
また、もうひとつの要因として、製作のヒントを求めてググっていたところ、ブログ『Garland's Gunland』(キノハナさん主宰)でタカラの扁平な頭を丸く改造されているのを偶然見つけ、「これだ!(゚д゚)」と衝撃を受けたことです。
この改造をするのであれば、やはり『スコープドッグⅡ』として仕切り直したい。
そう、考えました。
2007年夏、(なんと……もう15年も経つのか)鳴り物入りで市場に現れたバンダイ1/20スコープドックを3週間かけて、

『スコープドッグⅡ』として仕上げました。

フィアナは、食玩の(若かりし)エメラルダスの改造です。

私の嗜好と一致するショートバレルのマシンガン。

やはりコレに尽きます(*ノ∪`*)。
と、ウダウダとした話ばかりで、製作そのものは手を付け始めたばかりです。

全ては振り出しに戻った……とまではいきませんが、再出発です。
続きます。