再び緋色の…… ♯07
リックディアスの続きです。


肘部分のディテールは、シリンダーが一体成型、動力パイプがポリで整形されていました。
ここを金属パイプと手巻きコードで作り直し、塗装も済ませています。色はアクリルのライトブルーをストレートで。

二の腕の部分に這う動力パイプも、ポリから手巻きコードへ更新予定です。
ポリパーツの差し込み穴をエポキシパテで埋めます。

肘方向は開口し、ここに手巻きコードを挿す予定です。

ちょっと腰に飛びます。
尻のアーマーにエポキシパテを盛りました。

見積りが甘く、再度盛り直しています。

フンドシ部分です。
プラバンでこの部分を塞いでいます。
これを接着しようとしましたが……

フロントアーマーの処理を何もしていないのに、接着してしまうと作業上邪魔になりそうです。

腰の前面にエポキシパテを盛りつけておきます。

切り出しておいた前面アーマーを整形する必要があります。
まずはプラバンを貼っていきます。
続きます。


肘部分のディテールは、シリンダーが一体成型、動力パイプがポリで整形されていました。
ここを金属パイプと手巻きコードで作り直し、塗装も済ませています。色はアクリルのライトブルーをストレートで。

二の腕の部分に這う動力パイプも、ポリから手巻きコードへ更新予定です。
ポリパーツの差し込み穴をエポキシパテで埋めます。

肘方向は開口し、ここに手巻きコードを挿す予定です。

ちょっと腰に飛びます。
尻のアーマーにエポキシパテを盛りました。

見積りが甘く、再度盛り直しています。

フンドシ部分です。
プラバンでこの部分を塞いでいます。
これを接着しようとしましたが……

フロントアーマーの処理を何もしていないのに、接着してしまうと作業上邪魔になりそうです。

腰の前面にエポキシパテを盛りつけておきます。

切り出しておいた前面アーマーを整形する必要があります。
まずはプラバンを貼っていきます。
続きます。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯08 【2023年 完成品4號】
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡの続きです。


アンテナの工作。プラのアンテナをカットして、真鍮線とニクロム線でアンテナを作成。

頭に接着し、これで頭部は完成。


いよいよコクピット製作のツメに入る。


パイピング類の一部を巻いたニクロム線などで作り直し。


と、ここまで完成したものの……なんと、幅を詰め過ぎたのと、腰の軸を埋め込んだために……

上半身に収めると、ハッチが閉められなくなることがここで判明(*´~`*)。
全く、いつまでたっても……
D-DAYS =EP.6=
ここ数日というものの、腑抜けのような毎日を送っていた。
1/24マーシィドッグは不本意な出来ながら、なんとか締め切り日の明け方に作業を終え、『典厩さん』に預けることになった。
結局、3連カメラのうち2つを点灯させる工作だけは無事に済んだ。
納品は『典厩さん』と『刑部』が当日夜に行った。ここでいろいろな事が起きているのだが、それが何かを知ったのは撮影終了後の事になる。
こちらは高校生の身の上、高田馬場のスタジオでの撮影は平日ということで立ち会わず、全て社会人の『典厩さん』にお任せするということになった。
撮影終了後、『刑部』から聞いた編集長からの伝言は、
「頑張ってもらったが、ジャングルのディオラマという設定だから、もう少し泥汚れなど表現するともっと良くなったよ」
……これはグサリときた。
いわゆる「銀のハゲチョロ」を入れるのがやっとで、泥汚れ等のドライブラシを施す時間が無かったのだ。
1/35のダイビングビートルといい、1/60スクラッチのアレとい……結果的に残念な出来としか言いようがないものだった。
とにかく、過信して引き受けすぎたのだ。それが第一なのは疑いようがない。
同じ失敗を繰り返さないためには、もう複数のキットを引き受けるのは控えなければ。そんな風に考えていた。
1983年3月、その雑誌は発売された。
書店の棚からその雑誌を取り出し、緊張しつつページを捲る。
巻頭のカラーページに、1/24マーシィドッグは写っていた。
しかし、この見栄えは……なんとも苦々しい思いを抱かざるを得なかった。
失敗だ(゚´Д`゚)゚。
酷い結果を出してしまえば、「発注側」の結論は当然シビアなものになる。
或いは『典厩さん』の判断であったのかも知れないが、次号用に自分に割り当てられた作例は、「ひとつ」のみだった。
なんということもない、身の丈に合った分量に、しっかり取り組むしかないのだ。
次回作は、かなり慎重な作業に徹した。その結果は、汚名挽回とまではいかずとも、まあまあの評価は得られたのではないかと思う。この時、最初で最後の「製作記事」を書かせてもらった。
この製作記事は、誌面には掲載されずに、別の媒体に掲載されることになったのだが、手書き原稿のチェックをしていた『編集スタッフさん』に、
「sa-toshi君、電池が“電地”になってるぞ(笑)」と突っ込まれた。
この『編集スタッフさん』、現在もメカニックデザイン等で御活躍の某氏の若き日の姿。
1984年6月、発売された次号で、汚名挽回の作品は、やはり巻頭カラーページに掲載された。
前回よりは、苦い思いをせずに、ページを捲ることが出来たが、
“前回のマーシィドッグは酷い”
“デカールの下のスジボリが消してない”
“汚しが下手”
といった読者投稿が、またグサリと胸に刺さる。
“認めたくないものだな……”とはこんな感じか( ゚Д゚)。
ともあれ、これからもずっと作り続けるのではないかと思う。大人になれば、もっとマシなモノを作れるようになるだろうさ……と甘い考えに浸る。
1984年6月、17歳の春のことだった。

最後の最後で不始末があったが、コクピットを一切放棄して完成しました。


キリコを乗せることは出来なくなったが、とどのつまり今回も「フィアナ機」ということです。

足廻りは、「サンサ」をイメージして土汚れを表現したつもりです。
銀のハゲチョロは一切やっていません。


39年を経てもこの出来( ノД`)。
まぁ、こんなもんでしょう。と、さすがに定年退職が数年後に控える身となればいろいろと悟るものです(´・_・`)。

15年前に完成したバンダイ1/20と共に……。


アンテナの工作。プラのアンテナをカットして、真鍮線とニクロム線でアンテナを作成。

頭に接着し、これで頭部は完成。


いよいよコクピット製作のツメに入る。


パイピング類の一部を巻いたニクロム線などで作り直し。


と、ここまで完成したものの……なんと、幅を詰め過ぎたのと、腰の軸を埋め込んだために……

上半身に収めると、ハッチが閉められなくなることがここで判明(*´~`*)。
全く、いつまでたっても……
D-DAYS =EP.6=
ここ数日というものの、腑抜けのような毎日を送っていた。
1/24マーシィドッグは不本意な出来ながら、なんとか締め切り日の明け方に作業を終え、『典厩さん』に預けることになった。
結局、3連カメラのうち2つを点灯させる工作だけは無事に済んだ。
納品は『典厩さん』と『刑部』が当日夜に行った。ここでいろいろな事が起きているのだが、それが何かを知ったのは撮影終了後の事になる。
こちらは高校生の身の上、高田馬場のスタジオでの撮影は平日ということで立ち会わず、全て社会人の『典厩さん』にお任せするということになった。
撮影終了後、『刑部』から聞いた編集長からの伝言は、
「頑張ってもらったが、ジャングルのディオラマという設定だから、もう少し泥汚れなど表現するともっと良くなったよ」
……これはグサリときた。
いわゆる「銀のハゲチョロ」を入れるのがやっとで、泥汚れ等のドライブラシを施す時間が無かったのだ。
1/35のダイビングビートルといい、1/60スクラッチのアレとい……結果的に残念な出来としか言いようがないものだった。
とにかく、過信して引き受けすぎたのだ。それが第一なのは疑いようがない。
同じ失敗を繰り返さないためには、もう複数のキットを引き受けるのは控えなければ。そんな風に考えていた。
1983年3月、その雑誌は発売された。
書店の棚からその雑誌を取り出し、緊張しつつページを捲る。
巻頭のカラーページに、1/24マーシィドッグは写っていた。
しかし、この見栄えは……なんとも苦々しい思いを抱かざるを得なかった。
失敗だ(゚´Д`゚)゚。
酷い結果を出してしまえば、「発注側」の結論は当然シビアなものになる。
或いは『典厩さん』の判断であったのかも知れないが、次号用に自分に割り当てられた作例は、「ひとつ」のみだった。
なんということもない、身の丈に合った分量に、しっかり取り組むしかないのだ。
次回作は、かなり慎重な作業に徹した。その結果は、汚名挽回とまではいかずとも、まあまあの評価は得られたのではないかと思う。この時、最初で最後の「製作記事」を書かせてもらった。
この製作記事は、誌面には掲載されずに、別の媒体に掲載されることになったのだが、手書き原稿のチェックをしていた『編集スタッフさん』に、
「sa-toshi君、電池が“電地”になってるぞ(笑)」と突っ込まれた。
この『編集スタッフさん』、現在もメカニックデザイン等で御活躍の某氏の若き日の姿。
1984年6月、発売された次号で、汚名挽回の作品は、やはり巻頭カラーページに掲載された。
前回よりは、苦い思いをせずに、ページを捲ることが出来たが、
“前回のマーシィドッグは酷い”
“デカールの下のスジボリが消してない”
“汚しが下手”
といった読者投稿が、またグサリと胸に刺さる。
“認めたくないものだな……”とはこんな感じか( ゚Д゚)。
ともあれ、これからもずっと作り続けるのではないかと思う。大人になれば、もっとマシなモノを作れるようになるだろうさ……と甘い考えに浸る。
1984年6月、17歳の春のことだった。

最後の最後で不始末があったが、コクピットを一切放棄して完成しました。


キリコを乗せることは出来なくなったが、とどのつまり今回も「フィアナ機」ということです。

足廻りは、「サンサ」をイメージして土汚れを表現したつもりです。
銀のハゲチョロは一切やっていません。


39年を経てもこの出来( ノД`)。
まぁ、こんなもんでしょう。と、さすがに定年退職が数年後に控える身となればいろいろと悟るものです(´・_・`)。

15年前に完成したバンダイ1/20と共に……。
再び緋色の…… ♯06
リックディアスの続きです。

今回は腿部分を進めます。左右幅を3ミリほど詰めました。

膝関節近くのスジボリ等のディテールは、加工したいところなのですが、膝関節部分を差し込む関係でちょっと無理でした。残念ですがこのままとします。

切り取っていた膝のパーツを再度接着しました。

先日、スコープドッグⅡでドシを踏んだため、今回は迷わず定番工作とします。
ポリキャップを瞬着で接着し、

エポキシパテで固めています。

膝関節部分に挿す軸は、ランナーとプラバンで急ごしらえのものです。見えない部分なので荒っぽいですが、ここも瞬着とエポキシパテで極力補強しています。

接着して、テープでぐるぐる巻きにして乾燥を待ち、

かなり段差のついた合わせ目を、瞬着とプラパテで豪快に盛っています。
続きます。

今回は腿部分を進めます。左右幅を3ミリほど詰めました。

膝関節近くのスジボリ等のディテールは、加工したいところなのですが、膝関節部分を差し込む関係でちょっと無理でした。残念ですがこのままとします。

切り取っていた膝のパーツを再度接着しました。

先日、スコープドッグⅡでドシを踏んだため、今回は迷わず定番工作とします。
ポリキャップを瞬着で接着し、

エポキシパテで固めています。

膝関節部分に挿す軸は、ランナーとプラバンで急ごしらえのものです。見えない部分なので荒っぽいですが、ここも瞬着とエポキシパテで極力補強しています。

接着して、テープでぐるぐる巻きにして乾燥を待ち、

かなり段差のついた合わせ目を、瞬着とプラパテで豪快に盛っています。
続きます。
再び緋色の…… ♯05
リックディアスの続きです。

肩のポリキャップはHGUC等のポリキャップを仕込みましたが、肩アーマーの取り付けについては、元キットのポリキャップを活かすことにします。
外側から、このように接着しました。

そして、このようにカット。

上腕部はヤスリで角を落としています。

さて、肘の内側のパイピングはプラで表現されていましたが……

ここはカットしてプラバンで再構築しています。

ボデイは上下の幅を削って再度調整して、接着しました。

肩幅が広すぎるため、肩アーマーの内側を3ミリ程度カットしました。

本来は可動部分となるところが一体成型されているため、ここをカットしています。

肩軸を延長し、胸パーツを接着しました。

股間の部分です。MGザクの股間関節を流用しました。

胸部のバランスは、こんな感じになります。

肩のポリキャップはHGUC等のポリキャップを仕込みましたが、肩アーマーの取り付けについては、元キットのポリキャップを活かすことにします。
外側から、このように接着しました。

そして、このようにカット。

上腕部はヤスリで角を落としています。

さて、肘の内側のパイピングはプラで表現されていましたが……

ここはカットしてプラバンで再構築しています。

ボデイは上下の幅を削って再度調整して、接着しました。

肩幅が広すぎるため、肩アーマーの内側を3ミリ程度カットしました。

本来は可動部分となるところが一体成型されているため、ここをカットしています。

肩軸を延長し、胸パーツを接着しました。

股間の部分です。MGザクの股間関節を流用しました。

胸部のバランスは、こんな感じになります。
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯07
39年目の“ビートル” ♯09
金色夜叉2 【2012年4月15日の再掲載】
アーカイヴの連打です。
さて、長い間ずっと気にしつつも、高価でもあり、実際、市場から姿を消していたため入手できずにいたコイツを、縁あってようやく手に入れました。

メガハウスのオージ(ノンスケール)です。
個人的に、オージェ系のプロポーションはこれがベストだと考えています。……何かこう、理屈抜きにこの体型が好きです(゚▽゚*)。

今回入手できた品物は、塗りの状態もまずまずで、ひとまずほっとしましたヽ(´▽`)。

以前紹介した1/144キットと同サイズに見えてしまっていますが。
キットのほうは「ピンヒール」にしているので上背がかなり伸びています。

全身像で比較すると、こんな具合です。
ゴールドの色合いがずいぶんと違います。
……私はかなりの格安で仕入れることができましたが、コレ……まともにいくと13,440円と4,725円の対決ですよ(´-`)。

新品ではなかったため、関節にヘタりが出てきており、何らかの処置は必要ですが、やはりボディラインには文句のつけようがありません。

と、とりあえずのお披露目でした(相変わらずレビューになっていません)(o ̄∇ ̄)。
さて、長い間ずっと気にしつつも、高価でもあり、実際、市場から姿を消していたため入手できずにいたコイツを、縁あってようやく手に入れました。

メガハウスのオージ(ノンスケール)です。
個人的に、オージェ系のプロポーションはこれがベストだと考えています。……何かこう、理屈抜きにこの体型が好きです(゚▽゚*)。

今回入手できた品物は、塗りの状態もまずまずで、ひとまずほっとしましたヽ(´▽`)。

以前紹介した1/144キットと同サイズに見えてしまっていますが。
キットのほうは「ピンヒール」にしているので上背がかなり伸びています。

全身像で比較すると、こんな具合です。
ゴールドの色合いがずいぶんと違います。
……私はかなりの格安で仕入れることができましたが、コレ……まともにいくと13,440円と4,725円の対決ですよ(´-`)。

新品ではなかったため、関節にヘタりが出てきており、何らかの処置は必要ですが、やはりボディラインには文句のつけようがありません。

と、とりあえずのお披露目でした(相変わらずレビューになっていません)(o ̄∇ ̄)。
金色夜叉 【2012年3月14日を再掲載】
アーカイヴが続きます。

金色夜叉……というタイトルで、かつてコイツを紹介したハズなのですが……ケータイ投稿か何かで上書きでもしてしまったのか、記事が見当たらないコトに気づきました(;´▽`A``。

メッキバージョンのオリジナル・オージェです。
エルガイム本編では、確かにそう呼ばれており、誰一人『オージ』とは呼んでいません。

現在休眠中の『ブラッド・テンプル』のヒール部分を迷っていた際、コイツでテストしています。取り付け部を90度ひっくり返して取り付けて、ダブルピンヒールにしているだけなんですが。

メッキバージョンゆえ、たいして処理もしていなかったコレに、ちょっとだけ手を入れてみようかと考えています。が、今はちょっと忙しいため、実行するかはまだ怪しいものですが……。

と、2012年当時夢想していましたが、約2年間の紆余曲折の末に『プディン・オージェ』として完成しました。
最も、この『オージ』の部品は両バインダーと頭部とサイドスカートのみの使用に留まり、大半はナイトオブゴールドからの……ということになりましたが。

金色夜叉……というタイトルで、かつてコイツを紹介したハズなのですが……ケータイ投稿か何かで上書きでもしてしまったのか、記事が見当たらないコトに気づきました(;´▽`A``。

メッキバージョンのオリジナル・オージェです。
エルガイム本編では、確かにそう呼ばれており、誰一人『オージ』とは呼んでいません。

現在休眠中の『ブラッド・テンプル』のヒール部分を迷っていた際、コイツでテストしています。取り付け部を90度ひっくり返して取り付けて、ダブルピンヒールにしているだけなんですが。

メッキバージョンゆえ、たいして処理もしていなかったコレに、ちょっとだけ手を入れてみようかと考えています。が、今はちょっと忙しいため、実行するかはまだ怪しいものですが……。

と、2012年当時夢想していましたが、約2年間の紆余曲折の末に『プディン・オージェ』として完成しました。
最も、この『オージ』の部品は両バインダーと頭部とサイドスカートのみの使用に留まり、大半はナイトオブゴールドからの……ということになりましたが。
L.E.D.アクション・ミラージュ 【2012年2月~3月を再掲載】
アーカイヴが続きます。

1年前(2012年当時)に紹介した、海洋堂のアクションフィギュア(レッド・ミラージュ)を引っ張り出しました。

コイツをリボ球などでアップデイトした関節可動モデルにしていきたいと思います。

右手をひきあいに出してみます。
このように関節部分はボールジョイント風になっているのですが、「受け」の側がただの穴ですので、実際は回転するだけで、肘を曲げることが出来ません。
全身がほぼこんな感じです。

その穴に、市販の球体関節がほぼ合致しますので瞬着で固定し、二の腕のボールジョイント部分はカットしてしまいます。
プラと違い作業は楽です。

二の腕にピンバイスで穴を開け、球体関節のシャフト部分を差し込むと……こんな感じのポーズが可能となります。
この調子でいじってみたいと思います。
左手はまだオリジナルのままですが、ベイルの取り付け部分は、既にボールジョイントへ更新しました。

肩関節を換装中です。
プラでないというのは、こういう際には便利なものでヽ(´▽`)/。サクサクとストレスなく削れます。

腰のジョイントをむりやり剥がしてみました。
こんな具合になっておりますが、塗料が流れ込んで接着されたような状態でした。

彫刻刀の丸刀で、腰の中をザクザクと穴掘り、ボールジョイントの受けを埋め込みました。
上半身にはボールを埋め込み。これでいくらかは動くハズです。

ベイルも付けて、仮組みしてみました。

永野デザインの繊細な関節のディテールを、情緒もへったくれもない丸ジョイントにしてしまいましたが、このぐらい動いてくれるのなら、それもまた良し、です。

下半身には、まだ何も手が入っていません。
が、上半身に表情が付いたので、立ち姿もいくらかマシになったように思っています。

さて、このフィギュアは右手に太刀を持つ仕様になっているのですが、前から気になっていたのは『右手に太刀を持っているのに、右腰に鞘のみで左腰に鞘入りの太刀というのは逆なのでは?』ということです。
切断して、柄を着け直しましたヽ(´▽`)/。
さて、その太刀ですが……

2011年初頭に作ったブラックナイトと同様に、ステンレス製のモノに差し替えました。
どうやっても、塗装でこれを表現するのは無理……ちょっとオーバースケールというオチ付きですが(ノ∀`)、この作業はやらずにはおれません。

足首部分も丸刀でえぐり、ポリキャップを埋め込みました。
ここの固定がしっかりしてくれるかどうか、非常に気がかりです(瞬着のみ使用)。

膝部分は二重関節の導入も考えましたが、可動範囲に大きな差がないので、通常のボールジョイントとしました。

足首の接続部分は、ただの穴でした。そこにスペーサーをかませてボールジョイントを埋めました。
これで、可動範囲はぐっと広がるハズですが……すそ部分がどの程度干渉してくるか次第です。

脚を組み上げてみました。
やはり足首の可動はイマイチでした。が、ずいぶんとマシにはなったと思います。

又のボールジョイントは、別のものに置き換えても、可動範囲は殆ど変わらないことが解り、オリジナルのままとしました。

それでも、なんとかこの程度のポージングは可能となりました。やはり、膝と足首のアップデイトが効いているようです。

スカートを脚の動きに干渉させないために、何か手を打つ必要がありましたが、スプリングで繋ぐことにしました。

ボディ全体にセミグロスブラックでスミイレ・拭き取りをしました。
太刀は接着せずに挿しています。鍔はゴールドに塗っています。

脚の動きには全く逆らわなくなりました。
【雑談】今日、某店で「ROBOT魂」のカルバリー・テンプルを見かけたのですが、値段を見て驚きました( ̄ロ ̄lll)。定価を見て更にびっくりです。普通に1/144HGのキットでリリースしてくれれば十分だと思うのですが、何故こうなってしまうのか(。>0<。)

レッド・ミラージュのアクションフィギュア・アップデイト化。どうにか完成となりました。

似合いませんが、この位のポージングが可能となりました

バリやらパーティングラインもほとんどそのままで仕上げてしまいました(;´▽`A`。
この製品はデカールも付いていましたが、『血の十字架』の数が少々足りませんでした。
特に、目立つコクピットハッチに貼るものが用意されていなかったため、ベイルで隠れる左手首のものをこちらに貼ってみました。デカールを貼った上からパールクリアを軽く吹いています。

最大のポイントはやはり、このステンレス製の太刀です。

誰の騎体にするか迷いましたが、やはり最初のレッド・ミラージュですので、ログナーを選びました。『バビロンズ』はあくまで式典用の意匠なのであろうと思いますしヽ(´▽`)/

マイティ・シリーズなどに乗らずに、こいつで2~30騎を瞬殺する画を観てみたいのですが、『パワーゲージ表』によると、レッド・ミラージュよりログナーの方が強い(!)ということになるので、まぁ、そんなシーンは夢のまた夢です。


……と、約11年前のことでした。
ファイブスター物語のその後の変遷については、ここでは黙します。
が、このレッドミラージュは、現在も我が家のリビングのガラスケースの中で、大見得を切っています(*´~`*)。

1年前(2012年当時)に紹介した、海洋堂のアクションフィギュア(レッド・ミラージュ)を引っ張り出しました。

コイツをリボ球などでアップデイトした関節可動モデルにしていきたいと思います。

右手をひきあいに出してみます。
このように関節部分はボールジョイント風になっているのですが、「受け」の側がただの穴ですので、実際は回転するだけで、肘を曲げることが出来ません。
全身がほぼこんな感じです。

その穴に、市販の球体関節がほぼ合致しますので瞬着で固定し、二の腕のボールジョイント部分はカットしてしまいます。
プラと違い作業は楽です。

二の腕にピンバイスで穴を開け、球体関節のシャフト部分を差し込むと……こんな感じのポーズが可能となります。
この調子でいじってみたいと思います。
左手はまだオリジナルのままですが、ベイルの取り付け部分は、既にボールジョイントへ更新しました。

肩関節を換装中です。
プラでないというのは、こういう際には便利なものでヽ(´▽`)/。サクサクとストレスなく削れます。

腰のジョイントをむりやり剥がしてみました。
こんな具合になっておりますが、塗料が流れ込んで接着されたような状態でした。

彫刻刀の丸刀で、腰の中をザクザクと穴掘り、ボールジョイントの受けを埋め込みました。
上半身にはボールを埋め込み。これでいくらかは動くハズです。

ベイルも付けて、仮組みしてみました。

永野デザインの繊細な関節のディテールを、情緒もへったくれもない丸ジョイントにしてしまいましたが、このぐらい動いてくれるのなら、それもまた良し、です。

下半身には、まだ何も手が入っていません。
が、上半身に表情が付いたので、立ち姿もいくらかマシになったように思っています。

さて、このフィギュアは右手に太刀を持つ仕様になっているのですが、前から気になっていたのは『右手に太刀を持っているのに、右腰に鞘のみで左腰に鞘入りの太刀というのは逆なのでは?』ということです。
切断して、柄を着け直しましたヽ(´▽`)/。
さて、その太刀ですが……

2011年初頭に作ったブラックナイトと同様に、ステンレス製のモノに差し替えました。
どうやっても、塗装でこれを表現するのは無理……ちょっとオーバースケールというオチ付きですが(ノ∀`)、この作業はやらずにはおれません。

足首部分も丸刀でえぐり、ポリキャップを埋め込みました。
ここの固定がしっかりしてくれるかどうか、非常に気がかりです(瞬着のみ使用)。

膝部分は二重関節の導入も考えましたが、可動範囲に大きな差がないので、通常のボールジョイントとしました。

足首の接続部分は、ただの穴でした。そこにスペーサーをかませてボールジョイントを埋めました。
これで、可動範囲はぐっと広がるハズですが……すそ部分がどの程度干渉してくるか次第です。

脚を組み上げてみました。
やはり足首の可動はイマイチでした。が、ずいぶんとマシにはなったと思います。

又のボールジョイントは、別のものに置き換えても、可動範囲は殆ど変わらないことが解り、オリジナルのままとしました。

それでも、なんとかこの程度のポージングは可能となりました。やはり、膝と足首のアップデイトが効いているようです。

スカートを脚の動きに干渉させないために、何か手を打つ必要がありましたが、スプリングで繋ぐことにしました。

ボディ全体にセミグロスブラックでスミイレ・拭き取りをしました。
太刀は接着せずに挿しています。鍔はゴールドに塗っています。

脚の動きには全く逆らわなくなりました。
【雑談】今日、某店で「ROBOT魂」のカルバリー・テンプルを見かけたのですが、値段を見て驚きました( ̄ロ ̄lll)。定価を見て更にびっくりです。普通に1/144HGのキットでリリースしてくれれば十分だと思うのですが、何故こうなってしまうのか(。>0<。)

レッド・ミラージュのアクションフィギュア・アップデイト化。どうにか完成となりました。

似合いませんが、この位のポージングが可能となりました

バリやらパーティングラインもほとんどそのままで仕上げてしまいました(;´▽`A`。
この製品はデカールも付いていましたが、『血の十字架』の数が少々足りませんでした。
特に、目立つコクピットハッチに貼るものが用意されていなかったため、ベイルで隠れる左手首のものをこちらに貼ってみました。デカールを貼った上からパールクリアを軽く吹いています。

最大のポイントはやはり、このステンレス製の太刀です。

誰の騎体にするか迷いましたが、やはり最初のレッド・ミラージュですので、ログナーを選びました。『バビロンズ』はあくまで式典用の意匠なのであろうと思いますしヽ(´▽`)/

マイティ・シリーズなどに乗らずに、こいつで2~30騎を瞬殺する画を観てみたいのですが、『パワーゲージ表』によると、レッド・ミラージュよりログナーの方が強い(!)ということになるので、まぁ、そんなシーンは夢のまた夢です。


……と、約11年前のことでした。
ファイブスター物語のその後の変遷については、ここでは黙します。
が、このレッドミラージュは、現在も我が家のリビングのガラスケースの中で、大見得を切っています(*´~`*)。
ディスカバリー号(o^-^o) 【2014年6月10日の再掲載】
本日もアーカイヴです(/∀\*)。

ディスカバリー号
『2001年宇宙の旅』『2010年』に登場した、あまりにも有名な宇宙船ですが、正味数日間の作業で急遽製作してみました(o^-^o)。

……何か微妙に違和感です。

……いや、実は、微妙ではなくだいぶ違います(≧∇≦)。
高価なガレキはあるらしいのですが、無論、とても手が出せませんので、雰囲気だけでも……とミキシングしてみました。

……コイツを使ってみました。量販店の棚で、コイツを眺めていて、突然ひらめきました

球体の曲面が落ちている部分を、パテや流用パーツで追加工作しましたが、全体的には、さほど手は入れていません。

後部のエンジンブロックも、このノズル3つ以外は、すべてボールのパーツです。

中心軸は、マテリアルではなく、ちょっとした医療器具の消耗品の廃品利用です。

0.8ミリ真鍮線1本で固定しているので、瞬着が乾くまでは、このように大事を取っています。


以上、約9年前のジヨーク・モデリングでした。

ディスカバリー号
『2001年宇宙の旅』『2010年』に登場した、あまりにも有名な宇宙船ですが、正味数日間の作業で急遽製作してみました(o^-^o)。

……何か微妙に違和感です。

……いや、実は、微妙ではなくだいぶ違います(≧∇≦)。
高価なガレキはあるらしいのですが、無論、とても手が出せませんので、雰囲気だけでも……とミキシングしてみました。

……コイツを使ってみました。量販店の棚で、コイツを眺めていて、突然ひらめきました

球体の曲面が落ちている部分を、パテや流用パーツで追加工作しましたが、全体的には、さほど手は入れていません。

後部のエンジンブロックも、このノズル3つ以外は、すべてボールのパーツです。

中心軸は、マテリアルではなく、ちょっとした医療器具の消耗品の廃品利用です。

0.8ミリ真鍮線1本で固定しているので、瞬着が乾くまでは、このように大事を取っています。


以上、約9年前のジヨーク・モデリングでした。
ひと息( ´ー`) 【2013年10月6日を再掲載】
だいぶ疲れてきました(*´~`*)。
以下、旧ブログのアーカイヴです。
1/700の世界は肩がこります(/□≦、)。
ちょっとひと息入れたいと思います。

一気に1/20の世界に逃げ込みました(`∇´)。
今年(2013年当時)最初に紹介したWAVEの『A.F.S. MkI』をちょこっといじって、仕上げてみました。

考え方次第ですが……身の丈10センチぐらいで定価1890円という高級キット。まぁこれは日東時代から言えることです。ガンプラと価格を比べてはいけないですね。

シュトラール軍のスーツのパイロットは、皆『松本キャラ』にするというのが、当家のしきたりですが( ^ω^ )さすがにネタ不足で今回は別の手を打ちました(傭兵軍だから良いかなと)。
パイロットは……某パリジェンヌとしました。

……「誰か」は説明しません(*v.v)

もちろん自作ではなく、かれこれ22~3年前(2023年時点で)のガチャのモノです。
ただ、狙ってもなかなか出なかったので、業を煮やして、秋葉原の今は亡き(初代)ラジオ会館で1200円払って買いました(ノ∀`)

当初のパイロットは、ネイティブアメリカンのこの人だったんです。
しかし、この「5番目の方」は、凄く似合うけれど……むさ苦しいので降りてもらいました(*^-^)。


このキット、WAVEの製品だけに出来は素晴しいのですが、かかとやひじなどのパイピング(コード)に関して、『全く知らん顔』をしているのが、ちょっと凄いところでして、『コレを買う人たちは、何もかも解ってるから……』といった態度で、インストにも、確か何も書いていません。完成品見本もまた然り。
ある意味、ユーザーに万全の信頼を置いているとも言えますが……ちょっと不親切ではないかと……実際、私自身もうっかりしていて忘れていました(;´Д`A。
ですから、暫定的な完成といったところで、いずれパイピングやら汚しやら追加して手を入れていきたいと考えています。

……と、約10年前の再掲載でしたが、2000円弱で、「高価」と当時は感じていたのにちょっと驚きます。
今現在再販されれば、おそらく4000円台の代物です。
……プラモデルって、なんでこんなになってしまったかなぁ(´・_・`)……。
以下、旧ブログのアーカイヴです。
1/700の世界は肩がこります(/□≦、)。
ちょっとひと息入れたいと思います。

一気に1/20の世界に逃げ込みました(`∇´)。
今年(2013年当時)最初に紹介したWAVEの『A.F.S. MkI』をちょこっといじって、仕上げてみました。

考え方次第ですが……身の丈10センチぐらいで定価1890円という高級キット。まぁこれは日東時代から言えることです。ガンプラと価格を比べてはいけないですね。

シュトラール軍のスーツのパイロットは、皆『松本キャラ』にするというのが、当家のしきたりですが( ^ω^ )さすがにネタ不足で今回は別の手を打ちました(傭兵軍だから良いかなと)。
パイロットは……某パリジェンヌとしました。

……「誰か」は説明しません(*v.v)

もちろん自作ではなく、かれこれ22~3年前(2023年時点で)のガチャのモノです。
ただ、狙ってもなかなか出なかったので、業を煮やして、秋葉原の今は亡き(初代)ラジオ会館で1200円払って買いました(ノ∀`)

当初のパイロットは、ネイティブアメリカンのこの人だったんです。
しかし、この「5番目の方」は、凄く似合うけれど……むさ苦しいので降りてもらいました(*^-^)。


このキット、WAVEの製品だけに出来は素晴しいのですが、かかとやひじなどのパイピング(コード)に関して、『全く知らん顔』をしているのが、ちょっと凄いところでして、『コレを買う人たちは、何もかも解ってるから……』といった態度で、インストにも、確か何も書いていません。完成品見本もまた然り。
ある意味、ユーザーに万全の信頼を置いているとも言えますが……ちょっと不親切ではないかと……実際、私自身もうっかりしていて忘れていました(;´Д`A。
ですから、暫定的な完成といったところで、いずれパイピングやら汚しやら追加して手を入れていきたいと考えています。

……と、約10年前の再掲載でしたが、2000円弱で、「高価」と当時は感じていたのにちょっと驚きます。
今現在再販されれば、おそらく4000円台の代物です。
……プラモデルって、なんでこんなになってしまったかなぁ(´・_・`)……。
39年目の“ビートル” ♯08
ビートルの続きです。

さて、顔の3連カメラなのですが、ちょっと平坦な仕上がりとなっているのが気になってきました。
ここは顕微鏡のソレのように、少し外側に角度をつけたほうが、「らしい」です。

角度を付けて削り、ウエーブのマテリアルをこのように接着し、

エポキシパテを盛って整形しています。

足の甲部分の装甲は、企画倒れした1/24マーシィのものを流用します。


ターンピック打ち出し機構は、HGUCボールの部品を基にでっち上げました。

腕の関節部分のアップデイトは、HGUCノポリキャップでなんとか……手首はゲルググのものです。
ドッグ系はザクからの流用ですので、ヘビー級のこいつにはちょうど良いかと。

だいぶ全体像が見えてきました。
D-DAYS =EP.5=
「もう……顔のカメラにムギ球仕込むのは諦めなきゃダメか……」
深夜……もう2時を過ぎた。幸か不幸か日付が変わって日曜日。いざとなれば徹夜も辞さない。
それほど、追い詰められていた。
締切まであと一週間。今度の日曜日には『典厩さん』に完成品を渡さなければならない。
とりあえず、この1/35ダイビングビートルは全身の組み上げまで終わりつつある。
しかし、
『顔のカメラと胸のサーチライトを光らせる』
というのが編集部からの依頼だったのだが、自作した顔部分の3連カメラに穴を開ける作業を後回しにしたまま、この段階まで来てしまった。
1/60のアレのスクラッチは、酷い進捗状況で、残り一週間は、かなりの時間をそっちに取られることになるだろう。1/24マーシィドッグの仕上がりも、まだ途中だ。
3つを組み上げて、塗装して汚しを入れる……どう考えても来週の今頃は最後の汚し塗装のツメって段階にもっていかなければならない。
ビートルは、脚を伸ばして、スワンピークラッグを拙い改造で可動式にした。
大した改造ではないのだが、もういっぱいいっぱいだった。
数時間前、『兵部』に電話して、やはり1/35ダイビングビートルとベルゼルガの進捗を訊ねた。
「キツいよ、ここのところあんまり寝てない。それでもギリギリだろうなぁ」
「ビートルをもう一体だなんて……俺たちうぬぼれていたよな」
『兵部』も同意。
彼も、ダイビングビートルもベルゼルガも胸のライトの点灯しかこなせなかったとのこと。
残り一週間……仕上がりの粗いビートルを凝視し、またため息。
1984年1月。とある深夜。16歳の冬の事だった。

続きます。

さて、顔の3連カメラなのですが、ちょっと平坦な仕上がりとなっているのが気になってきました。
ここは顕微鏡のソレのように、少し外側に角度をつけたほうが、「らしい」です。

角度を付けて削り、ウエーブのマテリアルをこのように接着し、

エポキシパテを盛って整形しています。

足の甲部分の装甲は、企画倒れした1/24マーシィのものを流用します。


ターンピック打ち出し機構は、HGUCボールの部品を基にでっち上げました。

腕の関節部分のアップデイトは、HGUCノポリキャップでなんとか……手首はゲルググのものです。
ドッグ系はザクからの流用ですので、ヘビー級のこいつにはちょうど良いかと。

だいぶ全体像が見えてきました。
D-DAYS =EP.5=
「もう……顔のカメラにムギ球仕込むのは諦めなきゃダメか……」
深夜……もう2時を過ぎた。幸か不幸か日付が変わって日曜日。いざとなれば徹夜も辞さない。
それほど、追い詰められていた。
締切まであと一週間。今度の日曜日には『典厩さん』に完成品を渡さなければならない。
とりあえず、この1/35ダイビングビートルは全身の組み上げまで終わりつつある。
しかし、
『顔のカメラと胸のサーチライトを光らせる』
というのが編集部からの依頼だったのだが、自作した顔部分の3連カメラに穴を開ける作業を後回しにしたまま、この段階まで来てしまった。
1/60のアレのスクラッチは、酷い進捗状況で、残り一週間は、かなりの時間をそっちに取られることになるだろう。1/24マーシィドッグの仕上がりも、まだ途中だ。
3つを組み上げて、塗装して汚しを入れる……どう考えても来週の今頃は最後の汚し塗装のツメって段階にもっていかなければならない。
ビートルは、脚を伸ばして、スワンピークラッグを拙い改造で可動式にした。
大した改造ではないのだが、もういっぱいいっぱいだった。
数時間前、『兵部』に電話して、やはり1/35ダイビングビートルとベルゼルガの進捗を訊ねた。
「キツいよ、ここのところあんまり寝てない。それでもギリギリだろうなぁ」
「ビートルをもう一体だなんて……俺たちうぬぼれていたよな」
『兵部』も同意。
彼も、ダイビングビートルもベルゼルガも胸のライトの点灯しかこなせなかったとのこと。
残り一週間……仕上がりの粗いビートルを凝視し、またため息。
1984年1月。とある深夜。16歳の冬の事だった。

続きます。