1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ ♯02
1/24マーシィドッグ改め……1/24スコープドッグⅡ。製作開始です。
マーシィとしての製作時に、平べったいアタマをどうにか嵩上げするために考えていたのは……


後頭部に少しプラバンを噛ませて、見た目上で頭部の若干の嵩上げと、アゴを引いた感じを出そうと……

バイザーの取り付け穴を下に広げ、マウント位置を下げて頭を少しでも突き出させてみようと考えました。

この写真では解り辛いです(^-^;。。右側のデュアルモデルに近い丸みを持たせるのは、やはり難しい……。
そこで、偶然見つけたブログ『Garland's Gunland』のキノハナさんが施されていた改造を試してみます。


こんなラインを頭にケガき、さらにPカッターなどで切り裂きました。

このように切り離しました。

1.2ミリプラバンの切れ端でこんな風に、つっかい棒のようにして接着します。


隙間にエポキシパテを埋め、乾燥を待ちます。
D-DAYS =EP.3=
今夜も冷える……。
「コイツだけは……カメラを光らせるのみ。一番楽なハズだが……」
深夜0時になろうとしている。目の前には下半身がほぼ完成した1/24マーシィドッグが立っている。
が、上半身は全くの手つかずのままだ。
『雑誌D』での「クメン編」の撮影用ディオラマ。
その「主役」を張るのがこの、1/24 マーシィドッグだ。
1/35 ダイビングビートルと、もうひとつの作業に振り回されつつあり、肝心要のこの「主役」に今ひとつ集中出来ないまま、安易に下半身だけ半完成させてしまった。
基本塗装に関しては、何の問題も無い。
とうとう購入したО社の『ピースコン・ヤング88』の効果は絶大。我ながら満足できる仕上がりだった。
『フロンガスボンベ』が1本1000円というのが玉に瑕だが……。
問題は、汚し塗装をどうするか、だ。
「しかし……やっぱりコイツはあまり好きになれないな」と声が出る。
スコープドッグのバリエーション機だが、劇中でもお世辞にも活躍しているとは言えない。ブルーATに圧倒されてばかりだ。
「いい絵」と感じたのは、左腕にフィアナを座らせて行軍していたシーン。あれのみな気がする。
背部ザックから、脛裏にパイプが繋がっていて、軽快さのカケラも無い。今、目の前には下半身とパイプで繋がった背部ザックのみが置かれているから、余計にそう感じるのだが……。
上半身は、まだ全く組み上げていない。
好きになれない下半身は組み上がったのだから、残りはスコープドッグと何も変わらない。
なんとか気持ちを切り替えで、進めなければ……。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
また、好きな事、とは言え、対象となるこのマーシィドッグは、正直好きになれない。
それでも、とにかく進めなければ……このままでは締め切りに間に合いそうにない。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
それが、こんなに辛い事だとは、思いもしなかった。
乾電池をコクピット部分に収納せざるを得ないため、コクピットのことは無視。
作業時間圧縮に、こんなに助けになることはないのだが、手の動きが進まない。
「この……ちょっと平べったい頭は、見方によっては最高なんだが……」
1/24スコープドッグのキットは、現時点で史上最高のキャラクターキットだというのは、誰に訊いても間違いのないところだ。
見た目は、実は設定画とは微妙に違うのだが、上手くアレンジされていて、独自の味わいがある名キットだと思う。
ただし、今回ばかりは、この「設定画とのわずかな違い」が、どうも気になる。
この平べったいアタマを、もう少し丸くしてやりたいのだが、正直、どうすればそんな方法があるのか、まるで思いつかないのだった。
「エポキシパテを盛る訳には……いかないよな、やっばり……」
いくら考えても、答えは浮かんでこない。
ダイビングビートルの作業も、1/60スクラッチのアレも、進捗は芳しくない。
見まいと思うのに、ついついカレンダーに眼をやってしまう。そして、またため息。
1984年1月。とある深夜。16歳の冬の事だった。
続きます。
マーシィとしての製作時に、平べったいアタマをどうにか嵩上げするために考えていたのは……


後頭部に少しプラバンを噛ませて、見た目上で頭部の若干の嵩上げと、アゴを引いた感じを出そうと……

バイザーの取り付け穴を下に広げ、マウント位置を下げて頭を少しでも突き出させてみようと考えました。

この写真では解り辛いです(^-^;。。右側のデュアルモデルに近い丸みを持たせるのは、やはり難しい……。
そこで、偶然見つけたブログ『Garland's Gunland』のキノハナさんが施されていた改造を試してみます。


こんなラインを頭にケガき、さらにPカッターなどで切り裂きました。

このように切り離しました。

1.2ミリプラバンの切れ端でこんな風に、つっかい棒のようにして接着します。


隙間にエポキシパテを埋め、乾燥を待ちます。
D-DAYS =EP.3=
今夜も冷える……。
「コイツだけは……カメラを光らせるのみ。一番楽なハズだが……」
深夜0時になろうとしている。目の前には下半身がほぼ完成した1/24マーシィドッグが立っている。
が、上半身は全くの手つかずのままだ。
『雑誌D』での「クメン編」の撮影用ディオラマ。
その「主役」を張るのがこの、1/24 マーシィドッグだ。
1/35 ダイビングビートルと、もうひとつの作業に振り回されつつあり、肝心要のこの「主役」に今ひとつ集中出来ないまま、安易に下半身だけ半完成させてしまった。
基本塗装に関しては、何の問題も無い。
とうとう購入したО社の『ピースコン・ヤング88』の効果は絶大。我ながら満足できる仕上がりだった。
『フロンガスボンベ』が1本1000円というのが玉に瑕だが……。
問題は、汚し塗装をどうするか、だ。
「しかし……やっぱりコイツはあまり好きになれないな」と声が出る。
スコープドッグのバリエーション機だが、劇中でもお世辞にも活躍しているとは言えない。ブルーATに圧倒されてばかりだ。
「いい絵」と感じたのは、左腕にフィアナを座らせて行軍していたシーン。あれのみな気がする。
背部ザックから、脛裏にパイプが繋がっていて、軽快さのカケラも無い。今、目の前には下半身とパイプで繋がった背部ザックのみが置かれているから、余計にそう感じるのだが……。
上半身は、まだ全く組み上げていない。
好きになれない下半身は組み上がったのだから、残りはスコープドッグと何も変わらない。
なんとか気持ちを切り替えで、進めなければ……。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
また、好きな事、とは言え、対象となるこのマーシィドッグは、正直好きになれない。
それでも、とにかく進めなければ……このままでは締め切りに間に合いそうにない。
好きな事をやるのに、締め切りがある。
それが、こんなに辛い事だとは、思いもしなかった。
乾電池をコクピット部分に収納せざるを得ないため、コクピットのことは無視。
作業時間圧縮に、こんなに助けになることはないのだが、手の動きが進まない。
「この……ちょっと平べったい頭は、見方によっては最高なんだが……」
1/24スコープドッグのキットは、現時点で史上最高のキャラクターキットだというのは、誰に訊いても間違いのないところだ。
見た目は、実は設定画とは微妙に違うのだが、上手くアレンジされていて、独自の味わいがある名キットだと思う。
ただし、今回ばかりは、この「設定画とのわずかな違い」が、どうも気になる。
この平べったいアタマを、もう少し丸くしてやりたいのだが、正直、どうすればそんな方法があるのか、まるで思いつかないのだった。
「エポキシパテを盛る訳には……いかないよな、やっばり……」
いくら考えても、答えは浮かんでこない。
ダイビングビートルの作業も、1/60スクラッチのアレも、進捗は芳しくない。
見まいと思うのに、ついついカレンダーに眼をやってしまう。そして、またため息。
1984年1月。とある深夜。16歳の冬の事だった。
続きます。
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